2010年8月15日日曜日

ラ・ウニオン コンクール決勝



10時の予定が10分遅れて開演。順調に決勝進んでいます。
一番最初に登場したのはピアノのアルボン・アルカラス。


テクニックはあるけど ちょっと歌謡曲というような感じ。

カンテのトップはフアン・アントニオ・カミノでカルタへーナ。


続いてドミンゴ・エレリアでソレア。


踊りはヘスース・フェルナンデス。タラント。

予選と同じ、腰高ズボンにチョッキという伝統的組み合わせだけど服は変えていました。
姿勢もいいし、動きの少ない部分もあって詰め込み過ぎというわけではないし
巧いんだけど、ちょっと女性的な振りが気になるかな。

タンゴを歌ったインマ・デ・ラ・ベガ

ギターソロのパコ・モンカジョはやっぱよかったです。

クラシックの練習みたいなフレーズと
おじいさん(パコ・デル・ガストールの孫だそう)譲りのモロンのアイレ。
今日は自由曲でグアヒーラを披露したのですが、これも個性的でようござんした。

再びヘスース・フェルナンデスでソレア。
緑の別珍の上着で登場。



アナ・モチョン。グラナダ生まれの15歳。

彼女が昨日に引き続き、満場の観客を虜にしました。
マラゲーニャ、ミネーラ、タランタ、タンゴス。
歌う順番も歌詞も同じだけど、それぞれの曲をきちんと歌い分ける。
とくにマラゲーニャ、ミネーラの美しさは特筆もの。
タンゴでも鉱山に関する歌詞を歌うなど、にくいねえ。

ちなみにマラゲーニャはほかに決勝進出者がいないので彼女がこの部門優勝です。

フルートのオスカル・マヌエルはミネーラとファンダンゴのファンタジー。
フアン・パリージャやホルヘ・パルドのフレーズ満載。



ギターソロは地元カルタヘーナ出身の31歳、カジェターノ・モレーノ。
タランタはさすがの演奏です。自由曲、今日はファンダンゴ・デ・ウエルバ。


ミゲル・オルテガもアナと同じく、ノミネートした4曲全部、決勝に残りました。

 ミネーラ、カルタへネーラ、タランタ、シギリージャ。どれもさすがの出来。


パコ・イダルゴのタラント。昨日より熱が入っている感じ。

カネラはシギリージャとソレア。どれも昨日よりいい。

パコのソレア。椅子に座ってはじまるのだが、椅子でなにか振りをするわけでもなくすぐ立つなら椅子はいらないよーな。。。

とかいいながら全員の演技(とゆーのか?)が終わったのは1時50分。30分の休憩中に審査員が賞を決定し、授賞式です。


最初に青少年カンタオール賞、これはコルドバのインマ・デ・ラ・ベガに。
タンゴ(ティエント、ブレリアス、カンティーニャ、アレグリアス、ペテネーラス、ファルーカ等)部門はアナ・モチョン。
ソレア(カーニャ、ポロ)部門はカネラ。
マラゲーニャ部門はアナ・モチョン。
シギリージャ(トナー、リビアーナ、セラーナ)部門はミゲル・オルテガ。
タランタもアナ・モチョン。
カルタヘーナはミゲル・オルテガ。
楽器部門はアルボン・アルカラス。
ギター部門はパコ・モンカジョ。

舞踊部門はヘスース・フェルナンデス。

まずは順当な結果といえるのではないでしょうか。
15歳で3部門受賞のアナ・モチョンは新記録。
これからが楽しみな アーティストです。

そしてこのコンクール最大の賞である、ランパラ・ミネーラはミゲル・オルテガの手に。


涙目で受け取ったミゲル。
研究熱心で、熱いアフィシオンをもつ彼。この賞にふさわしい熱唱でした。
最後にもう一度ミネーラを歌って、今年のフェスティバルは幕を閉じたのでした。

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