2011年3月13日日曜日

ヘレス・フェスティバル16 エバ・ジェルバブエナ「クアンド・ジョ・エラ」

ヘレス・フェスティバル最終日は
エバ・ジェルバブエナ「クアンド・ジョ・エラ」

「ビエナルからこの公演で7公演め。
内容は初演のときとほぼ同じ。
でもあちこち少し手直しもしています」
 と記者会見で話していたエバ。
たしかにビエナルのときよりは
スムースに舞台がすすんでいくような気がする。

最初の暗殺の場面でも
後ろに女性がたたずみ
暗殺の場面のあと
ほんの少しソレアを踊るのは
初演時にはなかったような気がする。
写真; Javier Fergo

暗く悲しい雰囲気はビエナルのときと同じ。
でもそれこそが
戦争で家族とひきさかれた者の重い思いこそが
彼女がこの作品を通して伝えたかったものなのだろう

フラメンコな瞬間はあまり多くない。
写真; Javier Fergo
写真の闘鶏の踊りは戦争の象徴なのだろう。
フラメンコではないが強い印象を残す。

写真; Javier Fergo

エバが踊る
マラゲーニャ、タンゴ、セラーナ
ほかのダンサーたちによる
ルンバやブレリアもある
エバの技術、表現力は素晴らしい。
だがオレ!と声がでる一歩手前でとまるのはなぜ。


しっかり作り上げられた作品
だけど
後味があまりよくないのは
彼女の心にある悲しみが本物だからかもしれない


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