2011年11月29日火曜日

ヘレスのフェスティバル プログラム発表!


11月28日、
来年のヘレスのフェスティバルのプログラムが発表された。
例年通りビジャマルタ劇場での舞踊公演をメインに、
小劇場サラ・コンパニアでの、若手やベテランの小さめの公演、
ビジャビセンシオ宮殿でのカンテやギターライブは健在ながら
24時からの劇場公演や
サラ・パウルでの公演が全部なくなっているのは残念だが、
マルコ・フローレスやマヌエル・リニャンなど
自分がトップとしては初めてビジャマルタ劇場公演を行う若手がいたり
ヘレスらしいカンテ公演があったり
と今年もまた魅力的なプログラムがめじろおしだ。

フラメンコ好きなら一度は必ず訪れたいフェスティバルである。


◆第16回ヘレス・フェスティバル
2/24(金)21時「メタフォラ」
[出]〈b〉アンダルシア舞踊団
[場]ビジャマルタ劇場
2/25(土)19時「デスデ・ラ・オリージャ」
[出]〈b〉カリメ・アマジャ
[場]サラ・コンパニア
2/25(土)21時「エル・アイレ・ケ・メ・ジェバ」
[出]〈b〉アンドレス・ペーニャ、ピラール・オガージャ
[場]ビジャマルタ劇場
2/26(日)19時「ウン・グラニート・デ・アレーナ」
[出]〈b〉ルシア・アルバレス“ラ・ピニョーナ”
[場]サラ・コンパニア
2/26(日)21時「エンサージョ・フラメンコ2012」
[出]〈c〉カルメン・リナーレス、ゲスト〈b〉ベレン・マジャ
[場]ビジャマルタ劇場
2/27(月)19時
[出]〈g〉アルフレド・ラゴス、ダニ・デ・モロン、ゲスト〈b〉アンヘレス・ガバルドン
[場]サラ・コンパニア
2/27(月)21時「ラ・クルバ」
[出]〈b〉イスラエル・ガルバン
[場]ビジャマルタ劇場
2/28(火)19時
[出]〈c〉ミゲル・ラビ
[場]パラシオ・デ・ビジャビセンシオ
2/28(火)21時「デ・フラメンカス」
[出]〈b〉マルコ・フローレス
[場]ビジャマルタ劇場
2/29(水)19時
[出]〈c〉ラファエル・デ・ウトレーラ
[場]パラシオ・デ・ビジャビセンシオ
2/29(水)21時「バイレ・デ・パラブラ」
[出]〈b〉メルセデス・ルイス
[場]サラ・コンパニア
3/1(木)19時「バイレ・デ・パラブラ」
[出]〈b〉メルセデス・ルイス
[場]サラ・コンパニア
3/1(木)21時「パストーラ」
[出]〈b〉パストーラ・ガルバン
[場]ビジャマルタ劇場
3/2(金)19時「デ・ドローレス」
[出]〈b〉エドゥアルド・ゲレーロ
[場]サラ・コンパニア
3/2(金)21時「アル・カンテ・ヘレス」
[出]〈c〉マヌエル・モネオ、カプージョ・デ・ヘレス、エル・トルタ、フェルナンド・デ・ラ・モレーナ、ルイス・サンボ
[場]ビジャマルタ劇場
3/3(土)19時「マヌエラ・コン・エル・アルマ」
[出]〈b〉マヌエラ・カルピオ、ゲスト〈c〉ルイス・エル・サンボ
[場]サラ・コンパニア
3/3(土)21時「ビバ・ヘレス!」
[出]〈c〉ラ・マカニータ、ヘスース・メンデス、〈b〉アントニオ・エル・ピパほか
[場]ビジャマルタ劇場
3/4(日)19時「カレーテ・エン・ビーボ」
[出]〈b〉カレーテ・デ・マラガ
[場]サラ・コンパニア
3/4(日)21時「ビナティカ」
[出]〈b〉ロシオ・モリーナ
[場]ビジャマルタ劇場
3/5(月)19時
[出]〈c〉ペドロ・エル・グラナイーノ
[場]パラシオ・デ・ビジャビセンシオ
3/5(月)21時「ムダンサス・ボレーラス1812−2012」
[出]〈b〉フランシスコ・ベラスコ、ペネローペ・サンチェス
[場]ビジャマルタ劇場
3/6(火)19時
[出]〈c〉ビセンテ・ヘロ
[場]パラシオ・ビジャビセンシオ
3/6(火)21時「メイド・イン・ヘレス」
[出]〈g〉ヘラルド・ヌーニェス、ゲスト〈b〉アルフォンソ・ロサ
[場]ビジャマルタ劇場
3/7(水)19時「エストレモ・ホンド」
[出]〈b〉フエンサンタ“ラ・モネータ”
[場]サラ・コンパニア
3/9(水)21時「タウロ」
[出]〈b〉マヌエル・リニャン
[場]ビジャマルタ劇場
3/8(木)19時
[出]〈g〉アントニオ・レイ
[場]パラシオ・デ・ビジャビセンシオ
3/8(木)21時「エストレモ・ホンド」
[出]〈b〉フエンサンタ“ラ・モネータ”
[場]サラ・コンパニア
3/9(金)21時「ユートピア」
[出]〈b〉マリア・パヘス
[場]ビジャマルタ劇場
3/10(土)21時「ラ・マル・デ・フラメンコ」
[出]〈b〉ホアキン・グリロ
[場]ビジャマルタ劇場
[問]http://wwwwww.villamarta.com・http://wwwwww.festivaldejerez.es

2011年11月28日月曜日

メルチェ・エスメラルダに美術金章

セビージャ生まれのベテラン・バイラオーラ、
メルチェ・エスメラルダが
メダジャ・デ・オロ・アル・メルト・エン・ラス・ベジャス・アルテス
美術功労金章を
スペイン国王、王妃料閣下より授章された。


メルチェ・エスメラルダは
1947年セビージャ生まれ。
こどものときから
アデリータ・ドミンゴの教室で歌と踊りを習いはじめ
セビージャのタブラオ、ロス・ガジョスや
マドリードのラス・ブルハスなどを経て、
スペイン国立バレエ団で活躍した。
代表作に「ソレア」「メデア」
後ムルシア州立舞踊団やサラ・バラス、ジェルバブエナとの共演、
ベレン・マジャ、ロシオ・モリーナとの共演などでも活躍。
現在は後進の指導を主に行っている。
マドリード在住。

2011年11月27日日曜日

マリア・パヘス「ユートピア」


マリア・パヘス舞踊団
新作「ユートピア」が
12月15日から30日まで
マドリードのエスパニョール劇場で上演される。

今年の10月8日に
アビレスのニーマイヤーセンターで初演されたこの作品、
ラルビ・エル・アルティ、ネルーダ、ベネデッティ、マチャード、バウデルアイレ
という詩人たちの8つの詩をモチーフに
見果てぬ夢をおいかけるドン・キホーテのように
宇宙の中のちっぽけな存在である人間が
変わる
ために今こそ希望を、理想を必要としているのだ、
シノプシスに。

ニーマイヤーの世界にもインスパイアされたというこの作品が
ニーマイヤーの建築物から離れ
どんな人生を歩みだすのか
興味深い。





★マリア・パヘス舞踊団「ユートピア」
12/15(金)~30(金)開演20時、日曜のみ18時
[出]〈b〉マリア・パヘス、マリア・モラーレス、イサベル・ロドリゲス、エバ・バレーラ、マリア・ベガ、ホセ・バリオス、ホセ・アントニオ・フラード、パコ・ベルベル、ルーベン・プエルタス、〈c〉アナ・ラモン、イスマエル・デ・ラ・ロサ、〈g〉ルベン・レバニエゴス、フィティほか
[場]マドリード エスパニョール劇場
[問]http://www.teatroespanol.es/


2011年11月26日土曜日

ディエゴ・アマドール


12月21日
セビージャのロペ・デ・ベガ劇場で
ホルヘ・パルドと兄ライムンド・アマドールをゲストに
リサイタルを開くディエゴ・アマドール。
映画「フラメンコ・フラメンコ」にもあるように
美しいピアノ演奏だけでなく
フラメンコの弾き語りもきかせてくれるディエゴ。
かつてはトマティートのグループのベース弾きだったし
ピアノだけではないマルチな才能。
その昔
アラハタブラなるグループで
1991年YAMAHAの世界バンドコンクールで金賞受賞した、
なんてことを覚えている人はいないでしょうね。。。
http://www.youtube.com/watch?v=0c1dTKSHT3w

彼のドキュメンタリーを
セビージャの映画監督ピラール・タボラが製作中。
パリやオランダ公演も撮影したとか。
こちらは来年3月完成予定 。
楽しみ

2011年11月24日木曜日

石塚隆充の挑戦


石塚隆充くんからメールが来た。
スペインでライブをやるという。
いいね。
その心意気。

たぶん
知り合ったのは
その昔
沖仁君と二人
ヘレスに遊び学んでいた頃。
そのヘレスで12月10日
コンクールに出て賞を取った
マドリードでは12月15日
そしてサンルーカルのペーニャでも12月16日
と3回の自主公演。

スペインでも注目の彼には
メディアからも取材依頼が続々と舞い込んでいる。

ヘレスに
そしてスペインに響け!
大和魂フラメンコ

★タカ・デ・TOKIO アル・カンテ
12/10(金)21時30分
[出]〈c〉石塚隆充、〈g〉ドミンゴ・ルビチ
[場]カディス県へレス・デ・ラ・フロンテーラ ペーニャ“ロス・セルニカーロス”
[問]http://www.flamencodejerez.com/modules/news/
12/15(木)21時30分
[出]〈c〉石塚隆充、〈g〉ニーニョ・マヌエル
[場]マドリード アモール・デ・ディオス
[問]http://www.amordedios.com
12/16(金)22時
[出]〈c〉石塚隆充、〈g〉ドミンゴ・ルビチ
[場]かディス県サンルーカル・デ・バラメーダ ペーニャ“プエルト・ルセーロ”
[問]電話 956 368 595

2011年11月23日水曜日

第12回グラナダ秋のフェスティバル フラメンコの出会い


今年も毎年恒例
グラナダ秋のフェスティバル フラメンコの出会い
が開催される。
12月なのに秋。
違和感あるけど
なぜかこの名前。
今年は不況のせいか?
スペイン歌謡やら、コンクールやらがプログラムに。
アルカンヘルももちろんだが
個人的にはグラナダ対セビージャ的な
バイレ対決?がぜひ観てみたい

★第12回グラナダ秋のフェスティバル フラメンコの出会い
12/3(土)
[出]〈c〉アルカンヘル
12/4(日)
[出]〈b〉セシリア・ゴメス舞踊団
12/5(月)
[出]〈c〉エリカ・レイバ(スペイン歌謡)
12/6(火)、12/7(水)
[出]〈b〉フアン・アンドレス・マジャ、イバン・バルガス、ファルー、カルペータ
12/8(木)
[出]フシオン・アンダルシ,ロシオ巡礼合唱団コンクール
[場]グラナダ イサベル・ラ・カトリカ劇場
[問]前売り http://www.elcorteingles.es/entradas/programas/recinto.asp?numRecinto=200000119

2011年11月22日火曜日

カディスのクリスマスコンサート



カディスのサラ・アンフィテアトロで
ダビ・パロマールとその仲間たちによる
「クリスマスにカイはこう歌う」
コンサートが開催される。

出演は
日本でもおなじみのカンタオール、ダビ・パロマールのほか
歌にマリアーナ・コルネホやインディア・マルティネス、
踊りにフンコとフアン・オガージャと
フラメンコ勢のほか
スペイン歌謡コプラの歌手アレハンドラ・ロドリゲス、
カルナバルのコンパルサのグループを率いるヘスース・ビエンベニードらが参加。
21時30分からの部は売り切れたそうだが
18時からの回が急遽追加。
5歳までのこどもは無料とのこと。

問い合わせは
edicionesbaluarte@yahoo.es


2011年11月21日月曜日

ウエルバでの慈善公演


12月16日
ウエルバのグラン・テアトロで
恵まれない人に食事を提供する
ビルヘン・デ・ラ・シンタ食堂の資金集めのための慈善ガラが開催される。
フラメンコはベテラン、クーロ・ルセーナのほか
地元ウエルバのプラシド・ゴンサレスら。
ほかにスペイン歌謡の歌手や
ロシオ巡礼合唱団なども参加予定。

スペインにはあちこちに
家のない人などに無料で
あたたかい食事を提供する食堂があるが
この不況で来る人は増え
資金不足になやんでいるという。

★ウエルバでの慈善公演
12/16(金)21時
[出]〈c〉クーロ・ルセーナ、プラシド・ゴンサレス、アンドレス“エル・レペ”、カルメン・ベンフメアほか、〈g〉アントニオ・ドバオ、マノロ・ナバッロほか
[場]ウエルバ グラン・テアトロ
[料]5~10ユーロ
[問]電話959245703

2011年11月20日日曜日

タボラ版「カルメン」マドリード公演




1996年セビージャのビエナルで初演なった、
演出家サルバドール・タボラ率いる劇団ラ・クアドラの「カルメン」
セビージャのサルバドール・タボラ劇場でも
何度も上演されているこの名作がマドリードの劇場にかえってくる。

フラメンコと馬と聖週間の楽隊
最もアンダルシア的な、
と評されたカルメン。
ドン・ホセは初演と同じエル・ミステーラが踊っている。



★「カルメン.コルネットと太鼓のアンダルシアのオペラ」
11/23(水)~12/11(日)開演20時、日曜のみ18時
[出]〈b〉ラロ・テハーダ、エル・ミステーラ、フアン・ロメーロ、〈c〉アナ・レアル、アナ・フェルナンデス、〈g〉マヌエル・ベランケーロ、ミゲル・アラゴンほか
[料]4~22ユーロ※水曜は25%割引

2011年11月17日木曜日

カルメンシータ・ダウセ

11月25日ムルシア大学で
「カルメンシータ・ダウセ アルメリア出身のバイラオーラ」
という本の出版発表が行われる。



19世紀にすでに国境を大西洋を越え
ロンドンやニューヨークで活躍した踊り手だ。
共著のホセ・ルイス・ナバロはセビージャ大学元教授で
フラメンコ舞踊の歴史を書いた人。
もう一人ホセ・ヘラルド・ナバッロはムルシアの音楽学校教授

というわけでムルシア音楽学校のフラメンコ教授による
アトラクションもつくとか。


11/25(金)20時30分
[出]〈b〉エステファニア・ブラオ、〈c〉クーロ・ピニャーナ、〈g〉フランシスコ・取るネロ
[場]ムルシア ムルシア大学 ラ・メルセ・キャンパス サラ・デ・テアトロ
[問]www.um.es/cultura

2011年11月16日水曜日

フラメンコの日

突然ですが
今日は
フラメンコの日
です。

昨年、2010年11月16日に
フラメンコが世界無形遺産に決定されたことをうけて
この日をフラメンコの日としたのであります。

それを記念して
世界各地のインスティトゥート・セルバンテスで
フラメンコ公演が行われます。

イスタンブールではアンドレス・マリン。
歌はエンリケ・ソト。ギターはサルバドール・グティエレス。

チュニジアではロサリオ・トレド。
歌はホセ・バレンシア、伴奏はミゲル・イグレシアス。

ニューデリーではラ・トレメンディータ。
伴奏はフアン・レケーナ。パーカッションにルイス・アマドール。

ブラジルではダビ・カルモナ。
若手最高峰のギタリストは
カルメン・モリーナの歌とパトリシア・ゲレーロの踊り
アグスティン・ディアセラのパーカッションとともに。

シドニーではアルカンヘル。
伴奏はダニ・メンデス。


それにしても前日のお知らせ、ってあまりに突然。
ちなみにスペイン国内
アンダルシアでの公演としては
この週末のペーニャ公演が掲載されてました。

ま、ともかくは
めでたい
のかな。

2011年11月15日火曜日

マノロ・ブレネスに捧げる


12月2日
セビージャのセントラル劇場で
マノロ・ブレネスに捧げる公演が行われます。

第1部は
マノロ・フランコとニーニョ・デ・プーラのギターデュオにはじまり
若手カンタオーラ、マヌエラ・コルデーロ、
ベテラン・カンタオール、エル・チョーサス、
そして日本でもおなじみのバイラオーラ、カルメン・レデスマ。

第2部は
若手ラ・トレメンディータ、
ベテラン、ホセ・メネセ
そしてホセ・アンヘル・カルモナが歌いロシオ・モリーナが踊る。
という構成。

伴奏はアントニオ・カリオン、ペドロ・シエラ、エドゥアルド・トラシエラ。
入場料の12ユーロは義援金とのこと。


マノロ・ブレネスは
渋い伴奏をきかせるベテラン・ギタリスト。
セビージャ近郊ブレネスの出身で
ブレネス村には彼の名を冠した通りもあるという。

2011年11月13日日曜日

第1回フラメンコ国際会議

第1回フラメンコ国際会議が
11月10日から12日まで
セビージャで開催された。

ユネスコの世界無形遺産に認定されて1年。
フラメンコ白書をつくりあげるのだという。

事前に現状の問題点について問うアンケートがまわってきたりして
迎えた当日。
フアン・カルロス・ロメーロやマヌエラ・カラスコなど
アルティスタたちも顔をみせ
アンダルシア自治政府首相を迎えて開会式。

後、
まずはマティルデ・コラルとフォスフォリートが
これまでのフラメンコ人生を振り返り
今のフラメンコを語るビデオではじまった。
この二人は現代フラメンコの象徴的存在というかたちでの参加だ。

はじめてのギャラ
苦労そして栄光の日々。
フォスフォリートは
フラメンコを歌って日銭をかせいでいるときに
牢屋にぶち込まれたことすらあるそうだ。


 続いてペパ・モンテス、ヘラルド・ヌーニェス、
エバ・ジェルバブエナ、アルカンヘル、
マリア・デル・マル・モレーノ、アントニオ・コロネルと
フラメンコ・アーティストたちによる発言。
司会の、カナルスールのフラメンコ専門家マヌエル・クラオの
質問にこたえるかたちでつづいていく。
ペパが
「アルティスタたちが何人いるかもわからない」
といったのが印象に残る。
統計不足というのは
フラメンコ界全体にいえることだ。
午後は遺産/研究、文化産業、コミュニケーションの3つの部会にわかれ
話がつづく。
私がでかけたコミュニケーション部門では
ラジオの人気パーソナリティーのフアン・ルイス・カーノの
普及のためにうまくプロモーションをする
という話が面白い。
司会のフェリクス・グランデはすぐに
フラメンコを悲しみと結びつけるが
それは逆効果だとのこと。
その通りだよね。
まずは
「フラメンコは楽しい」
からだ

二日目は仕事で行けなかったが

三日目の批評家のテーブルにはかけつけた。
批評家といいながら、私は批評家ではない、という人が多く
う〜んな出来。
みんな勝手なこといってるだけのような。
まず批評とはなにか、なんのためにあるのか、
などを話すべきでは?

続くフェスティバル監督の集いでは
マドリードのスーマ・フラメンカのフアン・ベルドゥら
二人のスペイン国内フェスティバル監督と
フランス、アルゼンチンのフェスティバルの監督が壇上に並んだ。


フアン・ベルドゥの
「プログラムは自分の好みで決定。
30年間やってきているので
いいアルティスタは自然とわかる。
人気があるのはやっぱり踊り」
という発言にうなづいたり
フランス、モン・デ・マルサン祭監督サンドリーヌの
「純粋なフラメンコのみをプログラムする」
に?になったり。

食事をはさんで
結論。
うーん。
結局カオスだわね。

その後
アンドレス・マリンとカルメン・レデスマが踊り
3日にわたる会議は終了。
さてどんな白書ができあがることやら。







2011年11月12日土曜日

フアナ・ラ・デル・ピパenマドリ


12月1日00時15分から
マドリードのタブラオ
ビジャ・ロサで
フアナ・ラ・デル・ピパのリサイタルが行われる。

ヘレスのおばあちゃんたちをひきつれ
クーロ・カラスコ、マロコ、フアン・ソトとともに舞台にたつ
フアナはご存知の通り
1987年に亡くなった、
ヘレスのおばあちゃん踊り手ティア・フアナ・ラ・デル・ピパの娘で
アントニオ・エル・ピパの叔母。

アントニオの舞台にも欠かせない存在だけど
昨年「ムヘーレス」での熱唱も印象的。

入場料は25ユーロだが、前売りだと3ユーロお得。

前回のディエゴ・カラスコも
盛況だったそうだから
今度も?

2011年11月10日木曜日

第18回ホルナーダス・フラメンカス・デ・ラ・フォルトゥーナ


マドリード郊外レガネスのラ・フォルトゥーナ地区のフラメンコ週間
ホルナーダス・フラメンカス・デ・ラ・フォルトゥーナが
12月12にちから18日まで開催される。

今年で第18回を数えるこの催し、
第17回目となるカンテ・コンクール、
シージャ・デ・オロ(黄金の椅子)も開催。
プログラムは以下の通り
若手を多用。

★第18回ホルナーダス・フラメンカス・デ・ラ・フォルトゥーナ
12/12(月)~
12/12(月)20時
第1部開会式 アンヘル・ラ・カジェへのオマージュ 第2部[出]〈c〉イサベル・ゲレロ、〈g〉ペペ・ヌニェス
12/13(火)20時
第1部DVD「フエンテ・デ・ロ・ホンド」発表 第2部〈c、b〉アナベル・バレンシア、〈g〉ノニート・ヘロ
12/14(水)、15(木)、16(金)20時
コンクール“シージャ・デ・オロ”予選
[場]レガネス アウディトリオ・デ・ラ・フォルトゥーナ
12/17(土)20時
第1部 コンクール決勝 第2部[出]〈b〉ルイス・デ・ウトレーラ、〈c〉インマクラーダ・リベロ、チェイト、〈g〉トゥデラ
12/18(日)20時
第1部[出]〈c〉ホセ・アニージョ、〈g〉ラファエル・ロドリゲス、第2部[出]〈b〉ペペ・トーレス、〈c〉モイ・デ・モロン、ダビ・エル・ガジ、ミゲル・ピクオ、〈g〉パコ・イグレシアス
[場]レガネス シウダ・デポルティーバ・デ・ラ・フォルトゥーナ
[問]http://www.leganes.org/

2011年11月9日水曜日

第5回フラメンコ・ポル・ガンボ

エチオピアに食料をおくる基金集めのためのフラメンコ公演が開催される。
今回の出演は先だって
10月21日エチオピア、アジスアベバで公演してきたカルメン・リナーレス。



11/10(木)20時30分
[出]〈c〉カルメン・リナーレス、ミゲル・カンページョ(元エル・ビチョ)、ルイス・パストールほか
[場]マドリード アウディトリオ・マルセリーノ・カマチョCCOO
[料]18ユーロ
[問]http://www.fundacionelalto.org/ 前売りwww.elcorteingles.es

2011年11月8日火曜日

ニーニョ・ミゲル


伝説のギタリスト
ニーニョ・ミゲルが
11月29日
セビージャの舞台にかえってくる。

トマティートの叔父にあたる彼は
70年代に2枚のソロアルバムをリリースし
一躍注目されたギタリスト
だがドラッグにおぼれ
流しのギタリストとしてウエルバの町をさまよう日々だった。


セビージャのエル・モンテ文化センターで
フエベス・フラメンコスの舞台に立ち
その実力のほどをみせつけたのは
2005年3月。
久しぶりの舞台で
借りたギターを手に弾きまくった。
ギターを弾くのが楽しくてしょうがない彼は弾きやまず
劇場の係に手をとられて舞台をおりた。

あれから6年
セントラル劇場の舞台に彼が帰って来る。
見逃しては一生の損だろう。

2011年11月7日月曜日

スペイン国立バレエ団ロルカ支援公演

アントニオ・ナハロが監督に就任した
スペイン国立バレエ団が
11月13日
今年地震で多くの被害がでたムルシア地方のロルカの町への支援公演を
ムルシアで行う。


20、30ユーロの入場料による収益は
ムルシアの赤十字を通してロルカの義援金になるという。



★スペイン国立バレエ団ロルカ支援公演「ドゥアリア」「レジェンダ」
11/13(日)20時
[出]〈b〉スペイン国立バレエ団
[場]ムルシア アウディトリオ・ビクトル・ビジェガス
[問]http://www.auditoriomurcia.org/

2011年11月6日日曜日

エステベス/パーニョス スペイン舞踊とフラメンコのクラス

ラファエル・エステベスとナニ・パーニョスによる
スペイン舞踊とフラメンコのクラスが
11月7日よりマドリードで開講される。

場所はカンボリオのスタジオとしてしられるコラーラ・デ・ダンサ

月曜から金曜までの14時から16時まで。

申し込み,問い合わせは
dospormediocia@gmail.com



2011年11月5日土曜日

ヘスース・メンデスサンボンバ

ヘレスのクリスマスの宴サンボンバ。
パケーラ・ファミリーの歌い手、
ヘスース・メンデスを中心としたサンボンバが
ビルバオやセビージャで公演を行う。


父がパケーラの従兄弟というヘスース・メンデス。
若手きっての実力派。
今秋、小島章司舞踊団公演「ラ・セレスティーナ」で来日予定だ。

その彼が中心となったサンボンバの公演が
セビージャとビルバオで行われる。


★ヘスース・メンデスのサンボンバ
[出]〈c〉へスース・メンデス、マヌエラ・メンデス、フェリパ・デル・モレーノ、エル・ペスカイージャ、ラファエル・エル・サンボ、アドナジャ・アガラード、メルセデス・パントーハ、〈g〉マヌエル・バレンシア、ミゲル・サラド
12/17(金)20時30分
[場]セビージャ県マイレーナ・デル・アルコール ビジャ・デル・コノシミエント/イ・アルテス劇場
12/20(火)
[場]ビルバオ サラBBK
12/21(水)
[場]セビージャ セビージャ大学

2011年11月4日金曜日

マラガ ピカソ美術館のフラメンコ

マラガ ピカソ美術館のフラメンコ公演シリーズが再開。
今回は「ユーモアと遊び」がテーマ。
12月には元ビエナル監督ホセ・ルイス・オルティス・ヌエボが
自らききとりをした『ペリコン・デ・カディス千夜一夜」
に題をとった名作「ポル・ドス・レトラす」を公演する。

★マラガ ピカソ美術館のフラメンコ
11/4(金)21時
[出]〈c〉ホセ・デ・ラ・トマサ
12/16(金)21時「ポル・ドス・レトラス」
[出]〈俳優〉ホセ・ルイス・オルティス・ヌエボ
3/3(土)21時
[出]〈b〉ラ・チョニ
3/16(金)21時「ダニエル・エル・トラビエソ」
[出]〈g〉ニーニョ・デ・プーラ
4/20(金)21時「デスプルマードス」
[出]〈b〉フェルナンド・ロメーロ、ラモン・マルティネス
[場]マラガ ピカソ美術館
[料]6ユーロ
[問]http://www2.museopicassomalaga.org/
前売り www.unientradas.es





2011年11月3日木曜日

エストレージャ・モレンテ追加公演enセビージャ

セビージャのオペラハウス、マエストランサ劇場。
以前お知らせしたように
12月に予定されているミゲル・ポベーダ公演
好評で1日だけの公演のはずが3日間にのび
それにも関わらず全席完売!
というすごい人気だが
1月21日に予定されている
エストレージャ・モレンテのコンサートも残席僅かで
22日に追加公演が行われることになった。
入場料は22〜38ユーロ。
前売りはこちらのウエブ

エストレージャは
1992年父エンリケの
マックス・ローチとの共演コンサートで
コーラスとして出演したのをはじめとして
1997年には
父のもとを離れて
パストーラ・インペリオやカルメン・リナーレスと共演した。
数年前に行われたリサイタルも満員御礼だったから
この追加公演も売り切れるのは時間の問題だろう。


2011年11月2日水曜日

第11回ノーチェス・ア・コンパス

ヘレスのペーニャ、フェルナンド・テレモートの
コンサート・シリーズ、ノーチェス・ア・コンパス。
コンパスに乗った夜が11月開催されます。

初日登場のキコ・ペーニャはエシハ出身の十代のカンタオールで
ミゲル・ポベーダがそのデビューアルバムをプロデュースしたという期待の星。
なお全日、チチャロ、ボー、カルロス・グリロのパルマが入ります。

★第11回ノーチェス・ア・コンパス
11/5(土)22時30分
[出]〈c〉カルメン・グリロ、キコ・ペーニャ、伴奏〈g〉ボリータ、〈perc〉パキート・ゴンサレス
11/12(土)22時30分
[出]〈c〉ラファエル・フェルナンデス,伴奏〈g〉フェルナンド・フンケーラ、〈c〉ホセ・バレンシア、伴奏〈g〉フアン・レケーナ
11/19(土)22時30分
[出]〈c〉アナ・バルバ、ダビ・カルピオ、伴奏〈g〉マヌエル・バレンシア
11/26(土)22時30分
[出]〈c〉ロサリオ・エレディア、フアナ・ラ・デル・ピパ、伴奏〈g〉マヌエル・バレンシア
[場]カディス県へレス・デ・ラ・フロンテーラ ペーニャ・フェルナンド・テレモート
[料]無料
[問]http://www.loscaminosdelcante.com/


2011年11月1日火曜日

マリア・デル・マル・モレーノのクルシージョ



ヘレスのフェスティバル時の
フェスティバル主催以外のクラスが増加中。
マリア・デル・マル・モレーノも
ブレリアのインプロのアトリエと
シギリージャのクラスで参戦。
フェスティバルのオフィシャルの彼女のクラスはもう満員なので
ヘレスならではのマリア・デル・マルのクラスを受けたい人は見逃せない。



◆ヘレス・プーロ/ヘレスのフェスティバル時のクルシージョ
(オフィシャルではないので入場券は含まれない)
2/25(土)~3/1(木)
[教]〈b〉マリア・デル・マル・モレーノ
[内容]10時30分~12時(中級)「ヘレスのブレリアのインプロビゼーションのアトリエ」180ユーロ、12時~13時40分(中級)「シギリージャ」200ユーロ
[教]〈b〉イレーネ・オリバレス
[内容]13時45分~15時15分(初級)「ヘレスのブレリア」115ユーロ