2012年6月30日土曜日

夏のクルシージョ11 カディス/マリア・ホセ・フランコ

カディスの踊り手、マリア・ホセ・フランコのクルシージョ。
会場はカディス市立フラメンコセンター


フラメンコやって海にも行って、と
充実した夏休みがすごせそう?




◆カディス夏のクルシージョ/マリア・ホセ・フランコ
7/23(月)~27(金)
[教]〈b〉マリア・ホセ・フランコ
[内容]11時~12時15分(中級)、12時30分~13時45分(上級)、17時~18時15分(初心者)
[教]〈c〉マリアナ・コルネホ
[内容]カディスのカンテ
[教]〈g〉フアン・M・モレーノ
[内容]舞踊伴奏、歌伴奏
[場]カディス ラ・メルセ・フラメンコ・センター
[問]lunae.producciones@gmail.com

2012年6月29日金曜日

デスティウ・フラメンコ祭enバルセロナ


ノウ・バリスのフラメンコ祭が名前を変えて今年も開催。
地元の実力派アーティストが日替わりで登場します。




★デスティウ・フラメンコ祭
7/5(木)~7(土)
7/5(木)21時30分
[出]〈c〉モンセ・コルテス、〈b〉マヌエル・ヒメネス“バルトロ”
7/6(金)21時30分
[出]〈c〉ヒネサ・オルテガ、〈b〉サラ・バレーロ
7/7(土)21時30分
[出]〈c〉ドゥケンデ、〈g〉チクエロ、〈b〉イニャキ・マルケス
[場]バルセロナ ノウ・バリス Pati de la Seu del Distrito
[料]15ユーロ
[問]http://w110.bcn.cat/portal/site/NouBarris

2012年6月28日木曜日

パルマの演劇見本市


7月3日から
アンダルシアはコルドバ県のパルマ・デル・リオで開催される
演劇の見本市
フェリア・デル・テアトロ・エン・エル・スール。

フラメンコ関連公演もふたつ。
マルコ・バルガスとクロエ・ブルーレ
オルガ・ペリセ。

このフェスティバルをきっかけに
あちこちで公演する機会を得た作品も多い。





★フェリア・デル・テアトロ・エン・エル・スール
7/3(火)~6(金)
※フラメンコ公演
7/3(火)01時「コレクシオン・プリバーダ」
[出]〈b〉マルコ・バルガス、クロエ・ブルーレ
[場]コルドバ県パルマ・デル・リオ カサ・デ・クルトゥーラ
7/6(金)21時30分「デ・ウナ・ピエサ」
[出]〈b〉オルガ・ペリセ
[場]コルドバ県パルマ・デル・リオ コリセオ劇場
[問]http://www.escenapalma.es/

2012年6月27日水曜日

夏のクルシージョ10 アルへシラス


アルへシラスのノエリア・サバレアのスタジオで
来週
夏のクルシージョが開催。
ベレン・マジャらのクラスが開講される。



◆アルへシラス 夏のクルシージョ
7/4(水)~8(日)
[教]〈b〉ベレン・マジャ
[内容]9時15分~10時15分 上級「バタ・デ・コーラ。技術とスタイル」85ユーロ、10時30分~12時 上級「セギリージャとタラント」160ユーロ、12時15分~13時45分 中級「マントンのカーニャ、タンゴス」160ユーロ
[教]〈b〉ノエリア・サバレア
[内容]14~15時30分 基礎「ブレリア・ポル・ソレア」90ユーロ
[教]〈b〉マリオ・ロペス
[内容]15時30分~17時 初心者「ファンダンゴ・デ・ウエルバ」90ユーロ、18時45分~20時15分「パルマとコンパス」100ユーロ
[教]〈g〉ダニエル・カサレス
[内容]20時30分~22時 中上級 160ユーロ
[教]〈c〉アントニオ・カラスコ
[内容]17~18時30分 160ユーロ
[場]アルへシーラス ノエリア・サバレア・スタジオ
[問]http://www.noeliasabarea.com

夏のクルシージョ9 ベレン・マジャの集中クラス

7月2日、3日の両日、
セビージャのマヌエル・ベタンソスのスタジオで
ベレン・マジャの集中クラスが行われる。

10時からは初級でタンゴ
11時からは中上級でソレア・ポル・ブレリア

問い合わせは
info@manuelbetanzos.com

なお7月中のほかの日は
ラファエル・カンパージョがクラスをやっています。

2012年6月26日火曜日

ホセ・ガルバンのライブ


マエストロ、ホセ・ガルバンが
セビージャのライブハウス、
ラ・カハ・ネグラの舞台に立ちます!

6月28日22時から。
入場料は10ユーロ。

小さい店なので迫力満点かと。

フェスティバル・デ・ラス・クエバスenグラナダ


グラナダの夏はフラメンコ三昧

恒例
アルハンブラでのロルカとフラメンコの公演
(今年はアンダルシア舞踊団が出演する)
コラル・デ・カルボンでの舞踊中心の公演
(カナーレスらのほか、日本人バイラオーラも出演)

そして
このサクロモンテの洞窟博物館でのフラメンコ公演。
かつてヒターノたちが住んでいた洞窟住居をそのまま博物館にしてしまったここ。
雰囲気あふれる公演となることだろう。

グラナダの若手アーティストを中心にしたプログラム。




★フェスティバル・デ・ラス・クエバス2012
7/11(水)22時30分、9/5(水)21時30分「20パラ・フラメンコ」
[出]〈c〉セルヒオ・エル・コロラオ、〈b〉ホセ・コルテス・エル・インディオ、〈g〉ルベン・カンポス、ホセ・コルテス・エル・ピラタほか
7/13(金)22時30分、8/29(水)21時30分「デ・カイ・ア・グラナー」
[出]〈b〉ピラール・ファハルド、〈c〉マヌエル・エレディア、マヌエル・ペラルタ・フローレス、〈g〉ルベン・カンポス
7/18(水)22時30分、8/31(金)21時30分「ノーチェス・デ・マデラ」
[出]〈g〉ホルヘ・サンチェス“エル・ピサオ”、〈コントラバス〉フアン・マサナ、〈perc〉アントニオ・ゴメス、〈palmas〉セルヒオ・エル・コロラオ、ダビ・ソローチェ
「フェミナ」
[出]〈b〉エステファニア・マルティネス、〈c〉セルヒオ・エル・コロラオ、ダビ・ソローチェ、〈g〉ルベン・カンポス、ホルヘ・サンチェス“エル・ピサオ”、〈コントラバス〉フアン・マサナ、〈perc〉アントニオ・ゴメス
7/20(金)22時30分、9/7(金)21時30分「ジョ・ミスモ」
[出]〈b〉イバン・バルガス、〈c〉フアン・アンヘル・ティラード、〈g〉ペペ・マジャほか
[場]グラナダ ムセオ・クエバス・サクロモンテ
[料]前売り12ユーロ、当日15ユーロ
[問]http://www.veranosflamencos.com, http://www.sacromontegranada.com/


2012年6月25日月曜日

ロルカとグラナダ アンダルシア舞踊団公演

グラナダの夏、恒例
アルハンブラの中にあるヘネラリフェ野外劇場で行われる
ロルカ・イ・グラナダ
公演。

これまでにクリスティーナ・オヨス舞踊団「イエルマ」や
アンダルシア舞踊団「血の婚礼」
アンドレス・マリンがゲスト出演した「ニューヨークの詩人」
エバ・ジェルバブエナ舞踊団など
さまざまな公演がおこなわれてきた。

今年はアンダルシア舞踊団が登場し
新作「イグナシオ・サンチェス・メヒアスによる嘆き」を
アントニオ・カナーレスが踊る。

第1部は今年のヘレス・フェスティバルで初演された
「メタフォラ」のフラメンコのパートが上演され
パストーラ・ガルバンがゲスト出演する。




★ヘネラリフェ庭園ロルカ・イ・グラナダ
「メタフォラ・フラメンカ」
「ジャント・ポル・イグナシオ・サンチェス・メヒアス」
7/18(水)~8/31(金)日曜休演
[出]〈b〉アンダルシア舞踊団+ゲスト;パストーラ・ガルバン、アントニオ・カナーレス
[場]グラナダ アルハンブラ/ヘネラリフェ庭園劇場
[料]30ユーロ
[問]http://www.alhambra-patronato.es/
前売り www.elcorteingles.es

2012年6月24日日曜日

カマロン逝去から20年


20世紀のフラメンコを代表するアーティストの一人、カマロン。
パコとともに現代フラメンコの基礎を築いた彼が
肺がんで亡くなったのが1992年。

あれからもう20年なのだ。
早いなあ。


20周年ということで
先日のコルドバのフラメンコの白夜もカマロンに捧げられる、など
各地で記念の催しなどが開催されているが、
カマロン誕生の地である
カディス県サン・フェルナンドでは
6月27日から7月2日まで多彩な催しが行われる。

6/27(水)
20時 カナルスールラジオ座談会 [場]ベンタ・デ・バルガス
6/28(木)〜7/2()
ギター製作家ラファエル・ロメーロのギター展 [場]会議センター
ロリート・ピカルド写真展 [場]会議センター
20時 カナルスールラジオ座談会 [場]市立博物館
6/29(金)
13時 書籍「ロンコ・デ・アンダール・デスカルソ。ランカピーノ」発表会見[場]会議センター
20時30分 座談会「カマロンのいない20年」[出]リカルド・パチョン、エンリケ・モンティエル、パコ・セペーロ
22時 [出]ホアキン・デ・ソラ、ラウル・ベネイト [場]中央市場
22時45分 [出]アントニオ・プエルト、〈g〉ラファエル・ロメーロ [場]コルテス通り
23時30分 [出]ホセ・マヌエル・ゴメス、カルメン・ラ・ティコ [場]サラ・ロシエラ“エルミタ”
00時30分 [出]フアン、アナ [場]サラ・サラオ
6/30(土)
13時 カデナ・セール・ラジオ「エコー・イ・コンパス」中継 [場]ベンタ・デ・バルガス
13時45分 [出]マイタ・ベンデ・カー [場]市場特設舞台
22時30分 [出]〈c〉ピホーテ  [場]ペーニャ・テルトゥリア・フラメンカ
23時30分 [出]カルメン・ペーニャ学校 [場]ペーニャ・カマロン・デ・ラ・イスラ
00時30分 [出]〈c〉ダビ・パロマール [場]ベンタ・デ・バルガス
7/1(日)22時「カマロンに捧げる」
[出]〈c〉ヘスース・カスティージャ、パキート・デ・ラ・イスラ、ランカピーノ(伴奏ルイス・デ・カマロン)、カプージョ・デ・ヘレス
[場]フアン・バルガス広場カマロン銅像前




2012年6月23日土曜日

第56回ポタヘ・ヒターノ


アンダルシアに数あるフラメンコ・フェスティバルの中でも
最も歴史のあるフェスティバル、
セビージャ県ウトレーラの
ポタヘ・ヒターノ。

54回目の今年は
昨年早世したモライート・チーコに捧げられ
6月30日土曜日に開催される。

モラオと縁の深いホセ・メルセをはじめ、
アウロラ・バルガス、マヌエラ・カラスコ、
マリ・ペーニャ、ヘスース・デ・ラ・フラスキータ、
そして
息子ディエゴ・デ・モラオが
モラオの甥、ディエゴの従兄弟フェルナンド・デ・ラ・ミニと伴奏する
エンリケ・エル・サンボ、フェルナンド・ソト、
ホセ・ガルベス、フェリパ・デル・モレーノ、
メルセデス・パントーハ、カルメン・ヒメネス
そしてパルマのチチャロとラファによるグループが出演。

2012年6月22日金曜日

夏のクルシージョ8 カディスでアンドレス・ペーニャらに

パリでフラメンコのクラスを開講しているカルロス・ルイス。
その彼が初級、
アンドレス・ペーニャとピラール・オガージャが中級を担当するクルシージョが
8月、カディスで開催される。



◆夏のクラス・カディス
8/20(月)25(金)
[教]〈b〉カルロス・ルイス
[内容]10時~11時15分 初級 タンゴス 150ユーロ
[教]〈b〉アンドレス・ペーニャ
[内容]11時15分~12時15分 初級 ブレリアス 120ユーロ、12時15分~13時30分 中級 アレグリアス 150ユーロ
[教]〈b〉ピラール・オガージャ
[内容]13時30分~14時30分 中級 ブレリアス 120ユーロ
[場]カディス エスクエラ・デ・ルルデス・フロリド(Plaza de las Viudas, 38)
[問]http://www.flamenco-paris.com/cadiz/curso.html

2012年6月21日木曜日

夏のクルシージョ7 アリシア・マルケスとイサベル・バジョン、ラモン・マルティネス

女性フラメンコ練習生に人気の高いアリシア・マルケスの教室。
セビージャでも人気の高いキリスト像、グラン・ポデールのお堂のある広場から
ちょっと入ったところにあるスタジオでは
7月に集中クラスが開講される。

前半はアリシアのクラスだが
13日からの週にはイサベル・バジョンのクルシージョが開講。

以前はトリアーナのアドスというスタジオで
アンヘル・アティエンソと一緒に教えていた彼女だが
今はマドリードの公立舞踊学校の教授となり
通常はマドリード在住。
舞踊学校の夏休みならではの、セビージャでのクルシージョだ。
最後の週はアリシアとともに通常クラスを担当する、
マラガ出身のラモン・マルティネスが教える。




◆アリシア・マルケス 夏の集中クラス
7/2(月)~6(金)、9(月)~13(金)
[教]〈b〉アリシア・マルケス
[内容]10~11時中級、11~12時上級、12時30分~13時30分バタ・デ・コーラ中上級
[教]〈b〉ラモン・マルティネス
[内容]13時30分~14時30分 ブレリア技術
7/16(月)~20(金)
[教]〈b〉イサベル・バジョン
[内容]10~11時初級「タンゴ・デ・トリアーナ」、11~12時中級「アバンドラオ」、12~13時上級「リビアーナ」
[料]1クラス150ユーロ、2クラス270ユーロ、3クラス400ユーロ(予約必要)
7/23(月)~27(金)
[教]〈b〉ラモン・マルティネス
[内容]10~11時初級、11~12時中級、12時30分~13時30分上級
[問]http://www.aliciamarquez.com

2012年6月20日水曜日

夏のクルシージョ6 アンダルシア・ダンス・センター/セビージャ

セビージャにあるアンダルシア・ダンス・センター。
アンダルシア自治政府文化スポーツ省に属する公的機関で
舞踊家育成や研究のために設立されたもの。

フラメンコ、コンテンポラリー、ネオクラシックを
年間コースで教えているところであるが、
夏には中上級向けのクルシージョを開講している。



★夏の舞踊プロコース
7/2(月)〜6(金)、9(月)〜13(金)、16(月)〜23(金)、23(月)〜27(金)
9/3(月)〜7(金)、10(月)〜14(金)
[教]〈b〉ウルスラ・ロペス、タマラ・ロペス
[内容]クラシック1時間15分、スペイン舞踊1時間15分、フラメンコ2時間
[料]1週間300ユーロ、2週間500ユーロ
[場]セビージャ アンダルシア・ダンス・センター
[問]http://www.juntadeandalucia.es/cultura/cad/opencms/nav/actividades/Cursos_profesionales_verano_2012/index.html


2012年6月19日火曜日

夏のクルシージョ5 マティルデ・コラル舞踊学校

今年で第20回を迎える、
マティルデ・コラル舞踊学校恒例
夏のクルシージョ。
今年は6月最終週と7月第1週。


マティルデの娘ロシオや孫アリシアによるバタ・デ・コーラのクラスや
ファルキートのクラス、
弟子で元国立バレエ団第一舞踊手のフランシスコ・ベラスコによるスペイン舞踊、
ペネローペ・サンチェスのエスクエラ・ボレーラのクラスに加え
マティルデ先生のお話を聴くこともできるのが楽しみだ。



◆第20回フリオ・フラメンコ
6/25(月)〜29(金)
[教]〈b〉アリシア・ガルシア(マティルデの孫)
[内容]9時〜10時30分 初級「バタ・デ・コーラ最初の一歩」
[料]100ユーロ
[教]〈b〉フランシスコ・ベラスコ
[内容]10時45分〜12時15分 スペイン舞踊の素養が必要「スペイン舞踊の技術とスタイル」
[料]100ユーロ
[教]〈b〉ペネローペ・サンチェス
[内容]12時30分〜14時 エスクエラ・ボレーラの素養が必要「エスクエラ・ボレーラの技術とスタイル」
[料]100ユーロ
7/2(月)〜6(金)
[教]〈b〉ロシオ・コラル
[内容]9時〜10時30分 中級「バタ・デ・コーラの技術とスタイル」
[料]140ユーロ
[教]〈b〉ファルキート
[内容]10時45分〜12時15分 中級「ブレリア・ポル・ソレア」
[料]140ユーロ
[教]マティルデ・コラル
[内容]12時30分〜14時「理論マスタークラス。エスクエラ・セビジャーナ」
[料]150ユーロ
[場]セビージャ マティルデ・コラル舞踊学校
[問]http://www.matildecoral.com



2012年6月18日月曜日

Al Gurgu アラアルのフラメンコ祭


セビージャからマラガ街道を30分弱行ったところにある町アラアル。
テーブルオリーブの名産地であるこの町でのフラメンコ祭。

1週間コンサートや講演などいろいろ催しがあるが
週末、金土が毎年メインイベント。

金曜はベテラン・カンタオール、
ホセ・メネセ
(伴奏アントニオ・カリオン)


この町からもそう遠くない、
カサージャの出身で
ファルーカやバンベーラなどを熱唱。
ベテランの貫禄。

後半はペペ・トーレス。
隣町モロンからやってきた。
シギリージャとソレア。
音が気持ちいい。
タブラオ、ロス・ガジョスなどにも出演しているが
大きな舞台の方が気持ちよく踊っている感じ。





土曜日は
今売り出し中のグラナダ出身若手ギタリスト、
フアン・アビチュエラ・ニエト
ソロでタンゴ“エストレージャ”など3曲
その後、子供の頃から兄弟のようにして育ったという、
ゲストのエンリケ・モレンテ・イーホと。
  

今年のベルデ・テ・キエロ・ベルデ賞はペペ・アビチュエラ
モレンテ未亡人アウロラから贈られた。

最後を飾るのはホアキン・グリロ 
ソレア

普通のソレアではない。
グリロ独特の感覚で表現したソレア、
とでもいうのだろうか。
通常のような歌振りとサパテアードという構成から離れ
ソレアの歌を踊って行くという感じ。
しっかり地に足がついたソレア。
いつもブレリアの方が長いような彼なのに
ソレアだけでまとめたのにもびっくり。
男性らしさに満ちたバイレ。

2曲目はアレグリアス。


 これもまたオーソドックスな構成にとらわれず
足先のマジックとでもよびたいような、
細やかなサパテアードの音色で、リズムで
刻んで行く彼ならではのアレグリアス。
ところどころにアレグリアスらしい、カディスらしい、
グラシア、ユーモアあふれる仕草もはさんで構成。
圧巻!
最後は皆総立ち!



2012年6月17日日曜日

アラミージョ公園でのフラメンコ


6月18日から20日まで
21時から
セビージャのアラミージョ公園でフラメンコ公演が行われる。

フィン・デ・クルソ
すなわち1年の成果をみせる発表会。

カンテ、ギター、バイレ。
それぞれの生徒が舞台に上がる。




アラミージョ公園は旧万博会場の北にある、アンダルシア州立の大きな公園。
夏の夕涼みにいいかな?

2012年6月16日土曜日

ヘレスのフラメンコ学会 プレミオ・ナショナル

ヘレスのフラメンコ学会によるプレミオ・ナショナルは
1964年にはじまった歴史のある賞。
前回は2010年だったが、
6月15日今年度の受賞者が発表された。
受賞者は以下の通り。

プレミオ・ナショナル
名誉賞;アグヘータ・デ・ヘレス
カンテ;ホセ・デ・ラ・トマサ
バイレ;サラ・バラス
ギター;アントニオ・イゲーロ

教育;クリスティーナ・ヘーレン財団フラメンコ芸術学校
録音;クーロ・ルセーナのこれまでの録音
美術;ミゲル・アンヘル・ゴンサレス(写真家)
批評;フアン・ベルヒージョ(ディアリオ・デ・セビージャ紙)
普及;イサベル・デ・エスパーニャ大学寮
(ティオ・ルイス・エル・デ・フリアーナ・フラメンコ祭の主催により)
プロモーション;ベルギー、アントワープのペーニャ“アル・アンダルース”


ちなみにヘレス出身のアルティスタにおくられる、
コパ・デ・ヘレスの受賞は以下の通り。

カンテ;マノロ・シモン
バイレ;パトリシア・イバニェス
ギター;ディエゴ・デ・モラオ

2012年6月15日金曜日

レアル・アルカサルの夜



毎夏恒例
セビージャのアルカサル庭園での夜のコンサート
「レアル・アルカサル庭園の夜」が今年もはじまった。
クラシック、ジャズ、ワールドミュージックとともに
フラメンコもプログラムにあるのも毎夏のこと。
第13回を迎える今年のフラメンコの出演者は。。。

6月27日、8月1日、13日はカンテのロシオ・マルケス
28日はフラメンコのインストゥルメンタルグループ、ウルトラ・ハイ・フラメンコ
7月1日、28日、8月11日はカンテのビセンテ・ヘロ
7月7日、16日はモロッコ出身チェカラとビセンテ・ヘロ、
オランダ人ギタリストティノ・バン・デル・スマンが共演
7月18日はピアノ・フラメンコのパブロ・ルベン・マルドナード

入場券は月曜日からその翌週の分が前売り。
アルカサルのパティオ・デ・バンデーラの入り口の切符売り場
(10〜13時、19〜20時30分、土10〜12時、日休)
ネットでの販売はこちらから。
入場料4ユーロとお得なのでぜひ!

2012年6月14日木曜日

ファルキート「バイレ・フラメンコ」

6月13日、14日は
セビージャのロペ・デ・ベガ劇場で
ファルキート「バイレ・フラメンコ」

ほぼ満員の盛況で
客席には母ファルーカや弟ファルーの姿はもちろん
病から歩けるまでに回復したアンヘリータ・バルガスや
カジェターナ・アルバ女侯爵の姿も

「バイレ・フラメンコ」
というタイトル通り直球勝負。
今までの舞台で踊ってきたものをアンソロジーのようにみせる舞台。

ファルキートはほぼ舞台に出ずっぱりで
たっぷりとみせてくれる。


長年のパートナー、ロマン・ビセンティのギターではじまり
ファンダンゴ
伝統的な、腰高のパンタロンに短い丈の上着という衣装。
その軽やかな足取りに思わずオレ!
末弟マヌエル“カルペータ”も
しっかり大人の踊りをみせる。
二人のバイラオーラも登場し
期待は高まる。

続くファルーカは作品「アルマ・ビエハ」で踊ったもの。
これも伝統的な衣装で。
ファルーカはファイーコがつくった型があり、
アントニオ・ガデスもこれをうけついでおり
ホアキン・コルテスやサラ・バラスのファルーカもその流れにあり
この型から抜け出した振付けというのはまったく思い出せない。
だがこのファルキートのファルーカは全く違う。
ギターの細かな指使いをサパテアードで表現していくのを基本に
ファルーカにつきものの振付け(足やポーズ)を全くやらない。
最初に観たときもびっくりし興奮したが
今回もまた新たに驚嘆させられた。
細やかなサパテアードは精巧な銀細工のようだ。

ソレア
ソレアは祖父ファルーコの代表曲で
まだ幼かったファルキートと一緒に踊っていた姿が今も眼にやきついているが
(映画「フラメンコ」でも踊ってますね)
ここでみせたソレアはあれとはまったく違う、
ファルキートのソレアだった。

弟カルペータ、従兄弟ポリート、
二人のバイラオーラによるシギリージャをはさんで

タナとマリア・ビサラガが歌いかけるブレリアを踊るブレリアは白い衣装で。
この絡みが絶妙。
歌に、コンパスに反応してみせる動きが素晴らしい。
歌やギターと踊りの会話がこんなに楽しいアルティスタは少ないだろう。

続く作品「プーロ」のサパテアードだが
タンギージョのようなリズムの中に
アレグリアスのような雰囲気や
タナが歌うファンダンゴ・デ・グロリアや
ソレアのファルセータが登場するというもの。
臙脂色のスーツで舞う。

ここまでで45分。
公演としては短いのだが歌(ルビオ・デ・プルーナ熱唱)もギターもいいし
踊りもたっぷりあって充実していたせいで短すぎる気はしない。

マイクをとったファルキートが
観客席の家族やアルバ女侯爵、
そしてスタッフなどに感謝を述べ
2年前のビエナルで公演した「ソネリア」のセビジャーナス
セビジャーナスも振付け方によってはここまでフラメンコになるのか、といういい例。

そしてやまない拍手をうけてフィン・デ・フィエスタ
カルペータ

そして全員。


しかし世の中のファルケーロ、
ファルーコ風を気取っている踊り手たちと
本物ファルキートは似ても似つかない。
洗練されたフラメンコなのだ。

伝統にねざした
新しい自らのフラメンコをつくりあげていくファルキート
彼こそフラメンコそのものだ



2012年6月13日水曜日

パストーラ・ガルバンのクルシージョ

パストーラ・ガルバンのクルシージョが
来週、セビージャので開催される。



今一番のっている踊り手、パストーラ。
彼女のクルシージョがセビージ市の東北、
空港方面にあるスタジオで開催される。

★パストーラ・ガルバンのクルシージョ
6/19(火)〜24(日)
[内容]10時〜12時初中級、12時〜14時中上級
(最初の30分はエステル・ベレスによる準備運動)
[場]セビージャ エストゥディオ・フラメンコ
[料]各150ユーロ
[問]http://www.estudioflamenco.com

ちなみに同じスタジオで7月はソラジャ・クラビホの、
8月はアレハンドロ・レジェスのクラスが行われるほか、
ビエナル期間中にはベレン・マジャや
ギターのホセ・アントニオ・ロドリゲスや
カンテのホセ・アニージョのクラスも開講予定。

2012年6月12日火曜日

ファルキートのクルシージョ



6月13日、14日とセビージャのロペ・デ・ベガ劇場で
ソロ公演を行うファルキート。
(切符はまだありますよ。こちらで)

来週からはやはりセビージャでクルシージョ。

ファルーコの孫
ファルーカの息子
という血統の良さ。
それももちろんあるだろうけど
それだけではない
フラメンコに対する愛、敬愛、心、そして感覚。
ギターも、ピアノも弾く音楽心ももった彼ゆえのクラス。
ほかでは学べないなにかを得ることができるのでは?

2012年6月11日月曜日

サンティアゴ・ララのクルシージョ

ヘレスのギタリスト、サンティアゴ・ララのクルシージョが
7/30から8/4までヘレスで開講されます。

今年、新譜をリリースした旬なギタリスト。
上級クラスは彼の直接指導。
初級はお兄さん、パコ・ララの指導。

ギターのクルシージョはあまりないからこの機会にぜひ。

2012年6月10日日曜日

カルボネーラのコンクール決勝


マドリードのタブラオ、ラス・スカルボネーラス。
この店が主催する初めてのコンクール。
その準決勝が今月、23日24日の両日16時から行われ
そこで選ばれた人が24日21時からの決勝にのぞむ。

進出者の中にはすでにロシオ・モリーナやラファエル・エステベスらの舞台に立っている、
マラガ出身のモイセス・ナバッロや
アメリカ出身のクリスティーナ・ホールらの名前も。

さて結果は?

なおコンクールは入場料10ユーロで観覧可能。


2012年6月9日土曜日

マリア・デル・マル・モレーノ教室発表会


ヘレスのバイラオーラ、マリア・デル・マル・モレーノ。
彼女の師でもある、
アンヘリータ・バルガスから受け継いだスタジオで教授活動をも行っている彼女。

そのクラスの発表会が
6月21日、
ヘレスのサラ・コンパニアで開催される。
入場無料。

彼女の伴奏でも活躍の
歌い手アントニオ・マレーナと
ギタリスト、サンティアゴ・モレーノ(マリア・デル・マルの弟)も出演。

スペインの学校は秋にはじまり6月に終わる。
1年の集大成。
明日のスターはいるのかな?


2012年6月8日金曜日

セビージャ ブアイラの夜


セビージャのブアイラ公園の特設舞台で行われる
ノーチェス・エン・エル・パラシオ・デ・ラ・ブアイラ。

今年で4回目を迎え
芝居やオペラ、サルスエラにフラメンコなど盛りだくさんのプログラム。

フラメンコでは
7月20日に歌い手のラ・トレメンディータが出演する。

2012年6月7日木曜日

ベラーノス・デ・ビジャ、ベラーノスウ・デ・サバティーニ

毎夏マドリード恒例の一大イベント
ベラーノス・デ・ビジャ
ビジャ・デ・マドリード、
マドリード村での夏の公演シリーズ。

サバティーニ公園の特設舞台で行われる
ベラーノス・デ・サバティーニでは
例年通り
フラメンコ公演が続く。


★ベラーノス・デ・サバティーニ
6/28(木)~7/1(日)「ダンサ・イ・トロニオ」「セビージャ組曲」
[出]〈b〉スペイン国立バレエ団 
7/3(火)
[出]〈c〉ピティンゴ、
7/4(水)
[出]〈c〉エル・シガーラ
7/5(木)
[出]〈c〉アルカンヘル
7/7(金)
[出]〈c〉ロス・モントージャ
7/8(土)
[出]〈c〉エル・カブレーロ
7/10(火)~15(日)「カンビオ・デ・テルシオ」
[出]〈b〉ヌエボ・バレエ・エスパニョール(アンヘル・ロハス&カルロス・ロドリゲス)
7/31(火)
[出]エストレージャ・モレンテ
8/1(水)
[出]〈c〉マイテ・マルティン
8/2(木)
[出]〈b〉ファルキート
8/3(金)
[出]〈b〉カルメン・コルテス
8/4(土)
[出]〈c〉ホセ・メネセ
8/5(日)
[出]〈c〉ディアナ・ナバッロ
[場]マドリード サバティーニ公園
[問]http://www.madridcultura.es/2012/05/30/veranos-de-la-villa-veranos-sabatini/

2012年6月6日水曜日

シガーラ セビージャ公演

7月6日に延期されました!


ラテンバラード、ボレロを歌って一躍人気歌手となったディエゴ“エル・シガーラ"。
彼のリサイタルが6月23日セビージャで行なわれる。 会場は旧万博会場のオーディトリオ。ディエゴ・カラスコとナバヒータ、プラテアも出演というからフラメンコファンには見逃せない。この顔ぶれはシガーラ伴奏のディエゴ・デ・モラオつながりかな。

2012年6月3日日曜日

カサ・パタス「ペジスコ・フラメンコ」

マドリードのカサ・パタスと言えば
80年代後半に週末だけ
第一線のアルティスタが登場するライブハウスとしてはじまったタブラオ。
レストランの奥にあるスペースには
チョコラーテやアントニオ・カナーレスなど
様々なアルティスタが登場し
アルモドバル監督やナオミ・キャンベルをはじめ
内外の有名人や業界人であふれた。

いつのまにかアーティストが週替わりで出演する、
タブラオになってしまっていたが
昔の雰囲気が6月戻って来る。

それが「ペジスコ・フラメンコ」
ふだんはまずタブラオには出演しない、
第一線のアーティストたちが順に出演する。

毎週木曜日0時30分からで出演は以下の通り。

★ペジスコ・フラメンコ
6/7(木)00時30分
[出]〈c〉ルイス・エル・サンボ、〈g〉フェルナンド・モレーノ
6/14(木)00時30分
[出]〈g〉ライムンド・アマドール、〈ボーカル〉リン・コルテス、〈perc〉ムンディ・アマドール、〈b〉カルメン・アマドール
6/21(木)00時30分
[出]〈c〉マリアンヘレス・フェルナンデス、〈g〉トマティート・イーホ、ゲスト〈g〉ホセミ・カルモナ、特別協力〈g〉トマティート
6/28(木)00時30分
[出]〈c〉トリアーナ・エレディア、〈g〉モントジータ、ホセ・アセド、マヌエル・アマドール、〈コーラス〉ノエミ・ウマーネス、マリア・エレディア、〈perc〉バンドレーロ、特別協力〈c〉エストレージャ・モレンテ
[場]マドリード カサ・パタス
[料]25ユーロ(飲み物付き)
[問]http://www.casapatas.com/ 電話913690496


2012年6月2日土曜日

第52回カンテ・デ・ラス・ミーナス国際フェスティバル


ムルシアの、かつて鉱山で栄えた町、
ラ・ウニオンで毎年8月開催される、
カンテ・デ・ラス・ミーナス国際フェスティバル。

そのプログラムが発表された。

今年もサラ・バラス、ホセ・メルセなど人気どころがそろう。
全国から集まって競うコンクールにも注目。
そう、このフェスティバルはそもそもコンクールとしてはじまっている。

その昔この町を訪れたフアニート・バルデラマが
地元の人たちが地元ゆかりのカンテ・デ・ラス・ミーナスよりも
はやりのファンダンゴを好むことをなげいたことにはじまる。
その甲斐あって今では
スペイン全土でカンテ・デ・ラス・ミーナスが歌われきかれるようになった。
バルデラマの息子フアンも出演する今年。
コンクールに新しい才能がでてくるだろうか。


★第52回カンテ・デ・ラス・ミーナス祭
8/1(水)11(土)
8/1(水)23時 2011年優勝者ガラ
[出]〈c〉セリア・ロメーロ、〈g〉フアン・トーレス“アビチュエラ・ニエト”、〈b〉ルシア・アルバレス“ラ・ピニャーナ”、〈piano〉セルヒオ・モンロイ
8/2(木)23時「ラ・ペパ」
[出]〈b〉サラ・バラス舞踊団
8/3(金)23時「ヌエボ・アマネセール」
[出]〈c〉ホセ・メルセ
8/4(土)23時
[出]「マノス・リブレス」〈g〉カルロス・ピニャーナ、「ドン・フアン」〈c〉フアン・バルデラマ
8/5(日)23時「ピアノ・アビエルト」
[出]〈piano〉ドランテス、〈b〉パストーラ・ガルバン、ホアキン・グリロ、〈c〉ロシオ・マルケス、ミゲル・デ・テナ
8/6(月)23時
[出]「デスデ・ラ・ティエラ」〈c〉アルカンヘル、「レシタル・デ・コルテ・クラシコ」〈c〉マリナ・エレディア
8/7(火)23時「コン・パシオン」
[出]〈歌手〉パシオン・ベガ
8/8(水)~10(金)23時 コンクール準決勝
8/11(土)23時 コンクール決勝
[場]ムルシア ラ・ウニオン 旧公設市場
[問]http://www.fundacioncantedelasminas.org


2012年6月1日金曜日

ビエナル前売り開始!

今日からビエナルの前売りが開始です。
売り切れ必至のサラ・バラスやイスラエル・ガルバン、
オテル・トリアーナの各公演はとくに
早めに購入がお得かも。


前に掲載したときにあった多少の間違い(ごめんなさい)を
なおしておきました。

なお7月10日までに購入するとサラ・バラス公演以外1割引です。

ちなみに切符は使用したクレジットカードを
カハソル本店やロペ・デ・ベガ劇場にある機械にいれると
自動的にでてきますよん