2012年7月31日火曜日

オスーナのフラメンコ祭


セビージャからマラガ街道を東へ
オスーナは
ローマ時代からの歴史を誇る古都だ。

その町のフラメンコ祭は今週末。

★第7回オスーナ・フラメンコ祭
8/3(金)22時
[出]〈c〉カプージョ・デ・ヘレス、ミゲル・デ・テナ、マヌエル・クエバス、アントニオ・オルテガ・イーホ、〈g〉ニーニョ・ヘロ、ヘスース・サリアス、〈b〉ロシオ・アギラ
[場]セビージャ県オスーナ コラル・カサ・デ・ラ・クルトゥーラ・デ・オスーナ
[料]12ユーロ(前売り8ユーロ)
[問]http://www.osuna.es 954812211

2012年7月30日月曜日

エル・プエルトのフラメンコ祭


アンダルシアでは各地に50年にならんとする歴史を誇る
フラメンコ・フェスティバルが多々あるが
今年新しいフェスティバルが誕生する。

カディス県はヘレスの隣町、
エル・プエルト・デ・サンタ・マリアのフラメンコ祭、
フェスティバル・フラメンコ
“シウダ・デル・プエルト”
がそれだ。

この町にはかつて
カンテ・デ・ロス・プエルトス
というフラメンコ祭があって
ネグロ・デル・プエルトらが出演したものだったが
なくなってしまった。

なんらかのかたちでそれを受け継ぐものとなることだろう。
今年の出演者はヘレスのアーティスト中心。



★第1回シウダ・デル・プエルト フラメンコ祭
8/3(金)22時
[出]〈c〉エル・トルタ、カプージョ・デ・ヘレス、ディエゴ・カラスコとファミリー、レメディオス・アマジャ、ランカピーノ・イーホ、マヌエル・デ・ロス・リオス+クアドロ“ヘレス・ポル・ブレリアス”(フアン・デ・ラ・モレーナ、マロコ、ノノ・デ・ペリキン、ルイス・デ・ペリキン、ほか)
[場]カディス県エル・プエルト・デ・サンタ・マリア ホセ・デル・クビージョ・スタジアム
[料]15ユーロ(前売り12ユーロ)
[問]654649489  http://www.elpuertodesantamaria.es/

2012年7月29日日曜日

マラガのフェリア


マラガのフェリアは真夏のフェリア
今年も8月11日から19日まで開催されます。
昼間はセントロで、夜は町外れのフェリア会場で
繰り広げられるお祭り騒ぎ。
闘牛やコンサートも

フラメンコはこの面々が無料公演を行います。


★シウダ・デ・マラガ フラメンコ祭
8/15(水)
[出]〈c〉カニェータ・デ・マラガ、ホセ・デ・ラ・トマサ、カンカニージャ・デ・マルベージャ、ホセ・バレンシア、パキ・リオス、〈g〉チャパッロ・デ・マラガ、アントニオ・モジャ、〈b〉ルイサ・チカノ
[場]マラガ アウディトリオ・ムニシパル・デ・マラガ
[料]無料
[問]http://www.malagaturismo.com

2012年7月28日土曜日

マヌエラ・カラスコ!

セビージャの夏祭り
べラ・デ・トリアーナ

セビジャーナスのコンクールや
セビジャーナス、ルンバのライブが行われた特設舞台で
最終日
マヌエラ・カラスコの公演が行われました。

今年
名誉トリアーナっ子に選ばれたマヌエラ。
舞台に登場しただけで
圧倒的な存在感


テンペラメント!

観客は熱狂


夫君ホアキン・アマドールのギターがサポート

無料公演ということもあって
すごい人出で正面から観ることはできなかったけど
やっぱりマヌエラは唯一無比

フラメンコの女王だ

2012年7月27日金曜日

セビジャーナスのコンクール

水曜日、アルトサーノ広場の特設舞台で
セビジャーナスのコンクール決勝がおこなわれました。

こどもの部、青少年の部は3組ずつ、おとなの部は1組が参加。
審査員はマティルデ・コラル、マノロ・マリン、
アロンソ・パボン、ピラール・アストラ
とトリアーナゆかりのアーティストたち。
ずらっと舞台奥に並ぶ形式は珍しい

最初に踊った5歳の男女ペアもかわいかったし
次に踊った女の子のペアもよかったけど
圧巻はこのペア
マルタちゃんとホセ・アンヘル訓
かたちの美しさに注目!
もちろん優勝です。

青少年の部2位のこのパレハ
セビージャのアカデミアで習っているそうな。

 そして優勝の二人
グロリアはコンセルバトリオ生
ダビはヘレス出身だそう

セビジャーナスのコンクール
アレンジもいろいろで
なかなか楽しゅうございましたよ。

ちなみに大人の部の優勝はイサベル・バジョンのお兄ちゃんでした


2012年7月26日木曜日

ラ・ウニオンのコンクール準決勝進出者

スペインに数あるフラメンコのコンクールの中でも
もっとも歴史の古いもののひとつ
(開始年はコルドバの方が古いが
コルドバは3年に1回なので回数ではスペイン一)
ムルシアのラ・ウニオンで開催される
カンテ・デ・ラス・ミーナスのコンクール

この地方の歌とされるミネーラ、
タランタ、レバンティカなど
カンテ・デ・ラス・ミーナス
鉱山の歌といわれるカンテの部門が細かく分けられており
ギターと舞踊にもミネーラやタラントなどが必須、
という個性的なコンクールだ。

今年の準決勝参加者は以下の通り
(部門別出演順/かっこ内は演奏曲)

カンテ
アナ・マリア・ガルシア・カロ(ミネーラ、タランタ、ペテネラ)
マリア・クリスティーナ・ソレール・ガゴ(ミネーラ、カルタへネーラ、グラナイーナ、グアヒーラ)
“ニーニョ・デ・アウロラ”(ミネーラ、カルタへネーラ、マラゲーニャ)
ペドロ・シンタス(ミネーラ、タランタ、シギリージャ)
ヘスース・コルバチョ(シギリージャ、ソレア、ブレリア)
フアン・アントニオ・カミノ(ミネーラ、カルタへネーラ、ソレア、シギリージャ)
エバリスト・クエバス(ミネーラ、カルタへネーラ、タランタ、マラゲーニャ)
ラ・ディビ(マラゲーニャ、アバンドラオ、カンティーニャス)
セバスティアン・クルス(ソレア、マラゲーニャ)
ペドロ・ペラルタ(ミネーラ、タランタ、ハレオ)


ギター
フアン・ルイス・カンポス(タランタ、グラナイーナ)
アントニオ・デル・ガストール(タランタ、ブレリア)
ベレン・ノベリ(タランタ、マラゲーニャ)
アルベルト・ロペス(タランタ、アレグリアス)

舞踊
アントニオ・バスケス・ベガ(タラント、アレグリアス)
マリベル・ラモス“サンブラ”(タラント、アレグリアス)
シンシア・カーノ(タラント、アレグリアス)
ヘスース・カルモナ(タラント、ソレア)
“エル・ナノ”(タラント、ソレア・ポル・ブレリア)

インストゥルメンタル
アナ・マリア・コブレ(バイオリン/タランタ、シリアブ)
アルフォンソ・アロカ(ピアノ/タランタ、ブレリア)
オスカル・マヌエル・ゴメス(フルート/ブレリア、ミネーラ)




カンテのヘスース・コルバチョやバイレのマリベル・ラモス等
来日経験のあるプロも多く参加していますね。
ギターのアントニオ・デル・ガストールはたしか
数年前の優勝者ガストール・デ・パコの弟。
賞の行方が気になるところです。

2012年7月25日水曜日

夏のクルシージョ14 メルセデス・ルイス

ヘレス生まれのヘレス育ち
こどものときから舞台に立ち
今や舞踊団を率いて大舞台に立つほどに
順調な成長をみせてきたバイラオーラ、
メルセデス・ルイス。

その彼女のクルシージョが
ヘレスとセビージャで開催される。



◆メルセデス・ルイスのクルシージョ
7/30(月)〜8/4(土)
[教]〈b〉メルセデス・ルイス
[内容]10時30分〜12時中級2「技術と振付け」190ユーロ、12時15分〜13時15分「ヘレスのブレリア」100ユーロ、13時30分〜15時中級1「技術と振付け」190ユーロ
[場]ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ
[問]www.yantrarrte.com

◆セビージャでのビエナル時のフラメンコ
9/17(月)22(金)
[教]〈b〉メルセデス・ルイス
[内容]1819時初中級、1920時中上級
[料]150ユーロ(2クラスで280ユーロ)
[教]〈g〉ホセ・アントニオ・ロドリゲス
[内容]12時13時30分中上級、13時30分15時上級
[料]140ユーロ
[場]セビージャ エストゥディオ・フラメンコ
[問]http://www.estudioflamenco.com

◆アドス夏のクルシージョ メルセデス・ルイス
8/27(月)31(金)
[教]〈b〉メルセデス・ルイス
[内容]10時30分11時30分テクニックと姿勢矯正、11時30分12時30分基礎中級「ソレア・ポル・ブレリアス」、12時30分13時30分中上級「タラント」
[料]各150ユーロ 2クラス受講270ユーロ、3クラス受講400ユーロ
[問]http://www.flamencoados.com/



2012年7月24日火曜日

コルドバ・モンティージャ カタ・フラメンカ

コルドバのモンティージャといえば
シェリー酒タイプのワインの産地
この町のフラメンコ祭は
カタ・フラメンカ
フラメンコのテイスティング、ということ。

今年はモライートに捧げられ
ナノ・デ・ヘレスやメルチョーラ・オルテガが出演。
このフェスティバル
昨年はエンリケ・モレンテに捧げられていた。




★第38回カタ・フラメンカ
8/25(土)22時30分
[出]〈c〉ナノ・デ・ヘレス、マリナ・エレディア、アントニオ・メヒアス、フリアン・エストラーダ、メルチョーラ・オルテガ、〈g〉パコ・ルケ、ディエゴ・デ・モラオ、マヌエル・シルベリア、フランシス・ピント、フアニ・デ・ラ・イスラ
[場]コルドバ県モンティージャ IESインカ・ガルシラソ
[問]http://www.montilla.es/

2012年7月23日月曜日

第15回アレグリアス舞踊コンクール

カディスのアレグリアスのコンクール決勝が8月25日に行われる。

カンテのコンクールに比べて数少ない舞踊のコンクール

そのアトラクションとして
カディス出身の二人の踊り手、
フアン・オガージャとフンコの二人舞台
「バイラオーレス」もみることができるというお得感。

フアンとフンコはともにカディスの出身で
クリスティーナ・オヨス舞踊団で活躍し
日本にも何度もやってきている中堅
いやもうベテランといってもいいバイラオールだ。
生まれ故郷での舞台
さてどんなバイレをみせてくれるのだろう




★第15回アレグリアス舞踊コンクール+「バイラオーレス」
8/25(土)21時30分
「バイラオーレス」[出]〈b〉フアン・オガージャ、エル・フンコ
コンクール[出]〈b〉クララ・グティエレス(グラナダ)、ミゲル・テジェス(ヘレス)、ジャサライ・ロドリゲス・ソウサ(キューバ)、自由曲賞ホセ・アルバレス(バルセロナ)
[場]カディス パティオ・デル・ニーニョ・ヘスース
[料]15ユーロ
[問]956259101  flamencolaperla@hotmail.com

2012年7月22日日曜日

ディエゴ・デル・モラオのリサイタルenヘレス


8月18日
ディエゴ・デル・モラオのリサイタルが
生まれ故郷ヘレスのアルカサルで行われる。

昨年発表したアルバム「オラテ」
父ゆずりの、ヘレスの伝統の音に若い感覚が映える、冴える。

ゲストもディエゴ・デ・シガーラ、ディエゴ・カラスコと
楽しいディエゴ祭りになりそうだ。

2012年7月21日土曜日

アルへシラスのフラメンコ祭

アルへシラスのフラメンコ祭フィエスタ・デ・ラ・ブレリア
第11回の今年はモライート・チーコに捧げられ
カプージョ、マカニータ、ヘスース・メンデスと
ヘレスのフラメンコがそろいぶみ。





★第11回フィエスタ・デ・ラ・ブレリア アルへシラス
8/17(金)22時30分
[出]〈c〉カプージョ・デ・ヘレス、ラ・マカニータ、ヘスース・メンデス、クアドロ(ホセ・パニェーロ、フェリパ・デル・モレーノ、フアニジョロ、ミゲル・サラド〈b〉フェルナンド・ヒメネス)
[場]カディス県アルへシラス マリア・クリスティーナ公園
[料]18ユーロ
[問]http://www.algeciras.es

2012年7月20日金曜日

カスティルブランコ・デ・ロス・アロージョスのフラメンコ祭


セビージャ県
カスティルブランコ・デ・ロス・アロージョスでのフラメンコ祭。

セビージャから車で1時間弱?
北の山の方にむかったところ。
人口5000人の町だって
ちゃんとフラメンコ祭があるんです。



★第34回フラメンコ祭
7/21(土)22時30分
[出]〈c〉エル・ポラコ、ロシオ・マルケス、ロシオ・[場]サン、ニーニョ・デ・タオナ、〈g〉マヌエル・エレーラ、フランシスコ・ロメーロ、
[場]セビージャ県カスティルブランコ・デ・ロス・アロージョス カサ・デ・ラ・シエラ
[問]http://www.castilblancodelosarroyos.es/

2012年7月19日木曜日

モロンのガスパチョ

モロンのフラメンコ祭ガスパチョ・アンダルース
今年の出演は若手ばかり、と思ったら
ギターはパコ・デル・ガストールの孫のガストール兄弟ですね。
んちょっとみてみたいかも。





★第46回ガスパチョ・アンダルース“”フラメンコ祭
8/4(土)22時30分
[出]〈c〉アントニオ・レジェス、ホセ・バレンシア、ヘスース・メンデス、マリ・ペーニャ、〈g〉ガストール・デ・パコ、アントニオ・デル・ガストール、〈b〉ペペ・トーレス
[場]セビージャ県モロン・デ・ラ・フロンテーラ サレシアノス学校校庭
[問]http://www.ayto-morondelafrontera.org

2012年7月18日水曜日

ガデスの「カルメン」


20世紀のフラメンコ舞踊の巨匠アントニオ・ガデス
カルロス・サウラ監督の映画フラメンコ三部作
「血の婚礼」「カルメン」「恋は魔術師」
後世に残る作品を生み出した天才舞踊家。

その舞台版「カルメン」は
彼の財団による舞踊団で
クリスティーナ・オヨス退団後
彼の相手役をつとめたステラ・アラウソの指導のもと
今も舞台にあがっている。

8月末から9月にかけて
マドリードのカナル劇場で公演。
フラメンコを愛する人なら誰もが1回は観てほしい





★アントニオ・ガデス舞踊団「カルメン」
8/29(水)~9/22(土)20時(日18時、月火休演)
[出]〈b〉アントニオ・ガデス舞踊団
[場]マドリード カナル劇場
[料]25ユーロ(29~31日15ユーロ)
[問]http://www.teatroscanal.com/   前売りhttp://www.entradas.com

2012年7月17日火曜日

セビージャの夏祭り べラ・デ・トリアーナでマヌエラ・カラスコ

セビージャはトリアーナの夏祭り
今週末7月20日から26日まで開催されます。

川沿いのベティス通りにはカセータが立ち並び
川では18時から
クカーニャとよばれる船にとりつけられた長い棒の先の旗をとる伝統行事が、
またアルトサーノ広場では
セビジャーナスのコンクールや
セビジャーナスやルンバのグループの公演が行われます。

トリアーナ生まれの舞踊家マティルデ・コラルの名がついた
セビジャーナスのコンクールは22、23、24日が予選で
25日が決勝。
毎日20時30分からです。

22時30分からはコンサート
23日は日本語のセビジャーナスも歌う、
セビジャーナスのグループ
カントーレス・デ・イスパリス
24日は王女の結婚式の前夜祭等でも歌った
ルンバのグループ、
シエンプレ・アシ
そして26日は
マヌエラ・カラスコ!

ラファエル・デ・カルメン、チョロ、オスカル・デ・ロス・レジェス
3人のバイラオールを従えて
エンリケ・エストレメーニョ、ルイス・モネオ、エミリオ・モリーナの歌、
夫ホアキン・アマドール、パコ・イグレシアスのギター、
弟ホセ・カラスコのパーカッションでの公演です。
広場での公演なので入場無料。

今年は名誉トリアーナッ子にも選ばれ
トリアーナの養子に選ばれたアントニア・ラ・ネグラとともに
20日の授賞式にも出席することでしょう。

なお
ベラの前ですが
18日水曜日にはオテル・トリアーナで
〈b〉カルメン・レデスマ
〈c〉エルミニア・ボルハ、マリ・ビサラガ、マリ・ペーニャ、ルビオ・デ・プルーナ、
〈g〉アントニオ・モジャ、エウヘニオ・イグレシアス
出演のフラメンコ公演も。
こちらは入場料10ユーロで
収益は慈善食堂に寄付されるそうです。

2012年7月16日月曜日

マノロ・フランコにコンパス・デル・カンテ

セビージャのビール会社の財団がおくる
フラメンコの功労者におくられる、
コンパス・デル・カンテ賞

その今年度の受賞者が
マノロ・フランコに決定した。

マノロ・フランコは1960年セビージャ生まれ。
カリスト・サンチェスやホセ・デ・ラ・トマサなどへの伴奏で知られるが
ソロ・アルバムもだしている実力派。
20年ほど前に
ビエナルのスターたち
という公演で来日も果たしている。

決して派手な存在ではないが
そのコンスタントな活躍がこうした形で認められたのは
なんともうれしい。

2012年7月15日日曜日

ケブラントen マラガ


7月28日
マラガの闘牛場で行われるフラメンコ公演
「ケブラント」

マラガ出身の踊り手
アントニオ・デ・ベロニカとサライ・コルテスによるもの
収益金はマラガの乳がん手術をしたひとたちの会に寄せられるそう。

2012年7月14日土曜日

カンテ・ホンド祭en マイレーナ

カンテの巨匠、アントニオ・マイレーナの生まれ故郷、
セビージャ県マイレーナ・デル・アルコール。
この町のフラメンコ・フェスティバルは9月。

ビエナルの直前に行われます。




★アントニオ・マイレーナ カンテ・ホンド祭
9/1(土)22時30分
[出]〈c〉フアン・デ・マイレーナ、アントニオ・レジェス、アルヘンティーナ、マヌエル・カストゥロ、ヘスース・メンデス、〈b〉ラ・ルピ
[場]セビージャ県マイレーナ・デル・アルコール アウディトリオ・デ・カサ・パラシオ
[料]10ユーロ
[問]www.mairenadelal〈c〉or.or〈g〉,www.antoniomairena.com

2012年7月13日金曜日

アマドール・ロハスのバルセロナ公演

セビージャはロス・パラシオス出身のバイラオール、
アマドール・ロハスが
バルセロナのエル・モリノで
7月の木曜日に公演。
第一回は昨日でした。

エル・モリノは100年以上の歴史をもつ
パリのムーランルージュを真似た店。
バーレスクなショーが中心だが
フラメンコ公演もときどきあるのが面白い。

そういえばその昔
カフェ・カンタンテでは
フラメンコだけでなくマジックやオペラのアリア
なんかもみせていたそうで
ある意味昔から合う場所なのかも


★アマドール・ロハス「リトゥアル」
9/19(木)、26(木)、8/2(木)21時30分
[出]〈b〉アマドール・ロハス
[場]バルセロナ エル・モリノ
[料]25ユーロ
[問]http://www.elmolinobcn.com

2012年7月12日木曜日

ヘレスのフラメンコをマドリで

8月マドリードで
オリヒナル・フラメンコ・フェスティバルが開催される。

ヘレスのアルティスタたちによる舞台。
大劇場での舞踊中心の公演もあれば
若手によるリサイタルも

夏にスペインにくる人必見です!




★オリヒナル・フラメンコ・フェスティバル
8/8(水)~12(日)20時30分(日曜は19時30分)「ヘレス・プーロ、エセンシア」
[出]〈b〉マリア・デル・マル・モレーノ舞踊団
8/14(火)20時30分
[出]〈c〉ラ・マカニータ、〈g〉マヌエル・パリージャ
8/15(水)~19(日)20時30分(日曜は19時30分)「ビバ・ヘレス」
[出]〈b〉アンドレス・ペーニャ、ピラール・オガージャ、ハビエル・ラトーレほか
8/21(火)20時30分
[出]〈c〉ルイス・エル・サンボ、フアナ・ラ・デル・ピパ、〈g〉フェルナンド・モレーノ
8/22(水)~26(日)20時30分(日曜は19時30分)「ペルスペクティーバ」
[出]〈b〉メルセデス・ルイス舞踊団
8/28(火)
[出]〈c〉ヘスース・メンデス、〈g〉ディエゴ・デ・モラオ
8/29(水)~9/2(日)20時30分(日曜は19時30分)「レジェンダ・ペルソナル」
[出]〈b〉ホアキン・グリロ、〈c〉ホセ・カルモナ、ホセ・バレンシア、カルメン・グリロ、〈g〉フアン・レケーナ、〈perc〉パキート・ゴンサレス
[場]マドリード コンパック・グランビア劇場
[料]20~35ユーロ(水曜は16~30ユーロ。14、21、28日は12~25ユーロ)

8/16(木)23時
[出]〈c〉ミゲル・ラビ
8/17(金)23時
[出]〈g〉ハビエル・パティーノ
8/18(土)23時
[出]〈c〉エセキエル・ベニテス
8/23(木)23時
[出]〈c〉ダビ・カルピオ
8/24(金)23時
[出]〈g〉サンティアゴ・ララ
8/25(土)23時
[出]〈c〉ダビ・ラゴス
8/30(木)23時
[出]〈c〉ホセ・カルモナ、〈g〉フアン・レケーナ
9/1(金)23時
[出]〈c〉カルメン・グリロ、〈g〉フアン・レケーナ
9/2(土)23時
[出]〈c〉ホセ・バレンシア、〈g〉フアン・レケーナ
[場]マドリード ペケーニョ・テアトロ・デ・グランビア
[料]18ユーロ
[問]http://teatroalbeniz.com/

2012年7月11日水曜日

ベジャビスタ フラメンコ祭

毎年恒例
セビージャ市郊外ベジャビスタのフラメンコ祭ラ・フラグア
今年も同じ場所で
7月20日開催される。
出演者などは以下の通り。




第37回ベジャビスタ ラ・フラグア・フラメンコ祭
7/20(金)22時30分
[出]〈c〉エル・ポラコ、エル・エシハーノ、アナ・レアル、マルセロ・ソウサ、フアン・ラミレス、〈g〉アントニオ・ガメス、ホセ・ルイス・スコット、フアン・マリア・レアル、〈b〉マリア・ホセ・ゴメス
[場]セビージャ県べジャビスタ パティオ・デル・コルティホ・デ・クアルト
[料]10ユーロ



2012年7月10日火曜日

コルドバのギター祭 カンテのクルシージョガ中止に

現在開催中のコルドバのギター祭
夜ごとのコンサートとともに親しまれているのが
フェスティバル主催のクルシージョ。

クラシック、ジャズ、フラメンコのギターをはじめ、
フラメンコ舞踊やカンテなど
一流のアーティストたちの直接指導が受けられるとあって
世界中から生徒たちが集まってくる。

が今年の、エル・ペレによるカンテのクルシージョは
最低人数に達せず中止になったと主催者が発表。
カンテは自分で学ぶもので
教室などでは教えるようになったのはここ15年くらいのこと、
というそういった事情も影響しているのだろう、という。

でもこれまでは毎年開催されていたのに
こんなことあるんですね。

ビエナルのときもさまざまなクルシージョが開催されるけど
こういったこともおこりうるということ
考えなければならないわけですな。
舞踊ではあまりおこらないけれど。



2012年7月9日月曜日

夏のクルシージョ13 ヘレス/マリア・デル・マル・モレーノ

もうひとつヘレスでのクルシージョ。
マリア・デル・マル・モレーノのクラスだ。




◆第7回ベラーノ・コン・ヘレス・プーロ
8/13(月)~18(金)
8/20(月)~25(金)
[教]〈b〉マリア・デル・マル・モレーノ
[教]〈c〉ダビ・カルピオ
[教]〈g〉サンティアゴ・モレーノ
[教]〈compas〉ヘロニモ・ウトリージャ
[場]カディス県ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ ボデガ・ゴンサレス・ビヤス/ヘレス・プーロ フラメンコ芸術学校
[問]www.jerezpuro.es

2012年7月8日日曜日

夏のクルシージョ12 ヘレス


夏のクルシージョはヘレスでもたくさん開催されている。
まずは老舗のふたつをご紹介。
週替わりで一流の舞踊家がやってくるクラスはとても魅力的。



◆セントロ・バイレ・ヘレス/夏のクルシージョ
7/30(月)8/4(土)
[教]〈b〉ピラール・オガージャ
[内容]16時17時30分(中級)110ユーロ、17時45分18時45分(ヘレスのブレリア)60ユーロ

8/6(月)10(金)
[教]〈b〉ラファエラ・カラスコ
[内容]12時13時30分(初級)150ユーロ

8/13(月)17(金)
[教]〈b〉ホアキン・グリロ
[内容]9時45分11時15分(中級/タラント)170ユーロ、11時15分12時15分(中級、ヘレスのブレリア)90ユーロ

8/20(月)25(金)
[教]〈b〉ベアトリス・モラーレス
[場]カディス県へレス・デ・ラ・フロンテーラ セントロ・バイレ・デ・ヘレス
[問]http://www.academiadebailejerez.com/





◆チキ・デ・ヘレス/夏のクルシージョ
8/6(月)11(土)
[教]〈b〉ハビエル・ラトーレ
[内容]10時30分12時 中級/185ユーロ、12時30分14時 上級/185ユーロ)
[教]〈b〉チキ・デ・ヘレス
[内容]9時30分〜10時30分 初級/140ユーロ、19時〜20時「ブレリアス」100ユーロ


8/13(月)18(土)
[教]〈b〉イスラエル・ガルバン
[内容]10時30分12時 中級/185ユーロ、12時30分14時 上級/185ユーロ)
[教]〈b〉チキ・デ・ヘレス
[内容]9時30分〜10時30分 初級/140ユーロ、19時〜20時「ブレリアス」100ユーロ

[教]〈c〉ダビ・ラゴス
[内容]14〜15時 初中級150ユーロ
[教]〈g〉 アルフレド・ラゴス
[内容]14〜15時 中上級150ユーロ


8/20(月)25(金)
[教]〈b〉マルコ・フローレス
[内容]10時30分12時 中級/185ユーロ、12時30分14時 上級/185ユーロ)

8/27(月)31(金)
[教]〈b〉チキ・デ・ヘレス
[内容]9時30分〜10時30分 初級/140ユーロ、10時30分〜12時 中級/140ユーロ、12時〜13時「ブレリアス」100ユーロ
[場]カディス県へレス・デ・ラ・フロンテーラ スタジオ・チキ・デ・ヘレス
[問]http://www.chiquidejere.com/

2012年7月7日土曜日

ビエナルの前売り

ビエナルの入場券前売りのうち、まだ発売されていなかった、
FIBES のアウディトリオでの
9月12日
ドゥケンデ、スーシ、ディエゴ・カラスコ、レメディオス・アマジャ「カマロン20年」
9月29日
スペイン国立バレエ 「セビージャ組曲」「メデア」
の入場券が発売開始。

どちらも20〜40ユーロ。
www.labienal.comからか
www.entradas.comかwww.fibes.esからの購入となる。
7月10日までに購入すると10%割引あり。

FIBES のアウディトリオはセビージャの国際会議展示場に新設された劇場。


ちなみに現在
売り切れになっているのは
イスラエル・ガルバンのみ

2012年7月6日金曜日

カサベルメハのフェスティバル

夏のフェスティバル・シーズン。
マラガ県のカサベルメハのフェスティバル
踊りがモロンのペペ・トーレスと
マラガのルイサ・チカノと二組というのが珍しい。


◆第41回カサベルメハ・カンテ・グランデ祭
7/21(土)23時
[出]〈c〉ホセ・デ・ラ・トマサ、アントニオ・レジェス、ラ・カニェータ・デ・マラガ、
カンカニージャ、アントニオ・カニージャス、ラ・タナ、〈g〉アントニオ・モジャ、ルベン・ララ、チャパッロ・デ・マラガ、〈b〉ペペ・トーレス、ルイサ・チカノ
[場]マラガ県カサベルメハ ポリデポルティーボ
[問]www.festivaldecasabermeja.es

2012年7月5日木曜日

2011年度フラメンコ・オイ賞

2011年度フラメンコ・オイ賞が発表された。
受賞者は以下の通り。

プロモーション
バンキア・フラメンコ祭(旧カハ・マドリード・フラメンコ祭)
メディア
アルフレド・グリマルド(エル・ムンド紙)
書籍
クーロ・アルバイシン
「サンブラ・デ・グラナダ・イ・フラメンコ・デル・サクロモンテ」
DVD
カルロス・サウラ
「フラメンコ・フラメンコ」
男性舞踊家
イスラエル・ガルバン
女性舞踊家
オルガ・ペリセ
プロデューサー
アルカンヘル
「キホーテ・デ・ロス・スエニョス」
インストゥルメンタルCD
パブロ・ルベン・マルドナド「フエラ・デ・ラ・レアリダ」
伴奏ギター
ミゲル・アンヘル・コルテス
カンテ新人CD
ホセ・アニージョ「ロス・バルコネス・デ・ミ・スエニョ」
ギターソロCD
カニサーレス「ゴジェスカス」
カンテ
アルカンヘル「キホーテ・デ・ロス・スエニョス」



ちなみにこの賞、
フラメンコ関係のジャーナリストが投票。
今年はマドリードで授賞式が行われる予定だったのが
間際で中止になった。

それにしてもイスラエル、ここんとこずーっと受賞し続けているような。

2012年7月4日水曜日

オヘンのフラメンコ祭




★第38回カスティージョ・デル・カンテ
8/4(土)23時
[出]〈c〉ミゲル・ポベーダ、アルカンヘル、〈g〉ミゲル・アンヘル・コルテス、ボリータ、ヘスース・ゲレーロ、ダニエル・メンデス、〈palmas〉カルロス・グリロ、ルイス・カンタローテ、ロス・メジ、〈b〉ラ・ルピ
[場]マラガ県オヘン
[問]http://www.ojen.es

2012年7月3日火曜日

カディスでディエゴ・カラスコ


カディスで
ディエゴ・カラスコの公演が行われる。
共演はカディスのフラメンコたち、“アルサ・ラ・ペパ”

カディスとヘレスは仲が悪い?
とよくいわれるけど
そんなこと実はない、のかも。





★ディエゴ・カラスコ
7/25(火)22時
[出]〈c〉ディエゴ・カラスコ&ファミリー、“アルサ・ラ・ペパ”(〈c〉アンヘル・パストール、ラウル・ガルベス、〈g〉ホアキン・リネーラ“ニーニョ・デ・ラ・レオ”、〈b〉リディア・カベージョ、〈piano〉セルヒオ・モンロイほか)
[場]カディス バルアルテ・デ・ラ・カンデラリア
[料]前売り12ユーロ、当日15ユーロ
[問]http://laciudad.cadiz.es

2012年7月2日月曜日

第47回カラコラー・デ・レブリーハ


レブリーハのフラメンコ祭カラコラー
今年で48回と、歴史のあるフェスティバル
メインは28日の野外フェスティバルだけど
催しは20日から開始。
ほかにニーニャ・デ・ロス・ペイネスについての展覧会もあります。



★第47回カラコラー・デ・レブリーハ
7/20(金)~28(土)
7/20(金)22時
[出]市立音楽舞踊学校生徒
[場]セビージャ県レブリーハ フアン・ベルナベ劇場
7/25(水)22時
[出]〈c〉ラケル・サピコ、〈g〉ホセ・マリア・ピニェーロ+講演
7/26(木)22時
[出]〈c〉トニ・フェルナンデス、〈g〉アントニオ・カリオン+講演
[場]セビージャ県レブリーハ カサ・デ・クルトゥーラ
7/27(金)22時30分
[出]〈c〉クーロ・バルガス、〈g〉ルイス・カラスコ
[場]セビージャ県レブリーハ ペーニャ・ペペ・モンタラス屋上
7/28(土)23時
[出]〈c〉ホセ・メルセ(〈g〉ディエゴ・デ・モラオ)、ホセ・バレンシア(〈g〉フアン・レケーナ、ミゲル・イグレシアス)、エバ・ルイス(〈g〉フランシスコ・ビヌエサ、オスカル・ラゴス)〈b〉ファルキート(〈c〉ルビオ・デ・プルーナ、マリア・ビサラガ、〈g〉ロマン・ビセンティ)
[場]セビージャ県レブリーハ オスピタリージョ広場
[問]http://www.lebrija.es



2012年7月1日日曜日

カマロン20周忌

カマロン・デ・ラ・イスラが亡くなって
今日で20年。

あの暑い日は昨日のように思えるけど。



私がスペインに来ることを決めたのは
カマロンが交通事故にあったというニュースを聞いたときだ。
同じ時代に生きているのに
生で聴くことなしに終わるのはいやだ、
という気持ちが私の背中を押して
87年秋にセビージャにやってきた。
その年の暮れだったか
マルベージャのフェスティバルで歌う彼を観た。
あまり調子はよくなかったけど
ついにライブでみることができて、
彼を神のように敬愛しおしゃれをして会場に集うヒターノたちの中で
なんだかとても幸せだった。

それから何度彼の舞台をみたことだろう。
一度はセビージャの川ぞいで歌い、
その姿がうちからみえたこともあった。
闘牛場でみかけたことも
フェリアで会ったこともあった。

インタビューはしていない。
フェリアで会って
一緒に写真をとってもらったときも
話らしい話はしていない。


彼が亡くなった翌日
ビセンテ・アミーゴの同行通訳として日本へ飛んだ。
カマロンの伴奏をしたビセンテもお葬式には行けなかった。

カマロンのアルバムをしばらく聴けなかった。
パセオの特集を書くために
聞き出すと止まらなくなった。



ずっと会ってなかった人だから
遠い人だったから
どこか実感がなかったのかもしれない。



その数年後
サン・フェルナンドで行われたカマロンについての会合にでかけて
思いついてふとお墓に行った。
お墓をみたとたん涙があふれてきた。
急に彼の死が現実として身近に感じられたのだ。


いないということの重さ。

彼がいたことの重要さ。
彼が残したアルバムは今も
私たちのビダを彩ってくれている。