2012年9月18日火曜日

マルコ・バルガス&クロエ・ブルーレ「コレクション・プリバーダ」

ロペ・デ・ベガ劇場から万博跡地のカルトゥーハへ。
マルコ・バルガスとクロエ・ブルーレ
デュオで活動するようになって7年という二人の
これまでの作品から集めた振付けを踊るという作品。

セビージャ生まれカラコリージョに手ほどきを受け
マリオ・マジャ舞踊団や劇団クアドラで活躍したマルコ。
映画「フラメンコ」でイスラエル・ガルバンとともに
マリオの腕をとっているのが彼である。
一方クロエはカナダの出身。
ハビエル・ラトーレなどの作品で抜擢され
このマルコとのデュオでフラメンコ界に名前を定着した実力派。


音楽は全て録音。
ディエゴ・アマドールのピアノや
ラウル・カンティサーノのギターのほか
ポップな曲もあったり。
彼らの動き自体もあくまで主体はフラメンコであるものの
現代舞踊的な要素というか
フラメンコというよりダンスのイメージかもしれない。

これまでの作品を集めたものだから、かもだが
彼らのスタイルが際立ったように思えた。
一人が逃げ一人が追いかける
洗練されていてユーモアもあって
面白い。
テクニックがある二人だからできるものだ。



結局彼らのデビュー作のテーマでもある
近くにいても愛し合っていてもすれ違う
という感じが全体に漂っているのも面白い。



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