2013年6月12日水曜日

スペイン交流年開幕記念音楽会

日本スペイン交流400周年にあたる
今年の6月から来年の7月までは
スペイン交流年。
この幕開けを飾る、
開幕記念音楽会が
日本からいらした皇太子殿下 、
スペインのフェリペ皇太子、レティシア妃ご臨席のもと
マドリードのテアトロ・レアルを借り切って
開催された。

1613年、伊達政宗がおくった遣欧使節から400年。
その使節の旅をモチーフにピアニスト、
川上ミネが作曲した曲たちのコンサート。
その使節団の長を勤めた支倉常長を
今井翼が演じる。
時代装束に身をつつみ
能面をつけ
腰をおとして。
顔を面で隠し
舞台上にじっとたたずむ。
スペイン人俳優の台詞にあわせ
少し動きはするものの
フラメンコを踊るわけでも
話すわけでもない。
でもその存在感は際立つ。
ミゲル・ポベーダのマラゲーニャ。
熱唱。
今一番の歌い手のみがもつオーラ。
そしてそれにからむ
 小島章司の、
国も時代も超えたアートの持つ力。
チクエロとフラビオ・ロドリゲスのギター、
ロンドロとダビ・ラゴスのカンテで
マルティネーテからシギリージャ。
風格と重みのあるバイレはさすがの一言で
テアトロ・レアルの格にふさわしい。

なおこの公演の模様はスペイン国営放送RTVが録画
夏には放送される予定だ。
またNHKもその制作風景を追い、
ドキュメンタリーとして8月放映予定という。

フラメンコの持つ力
画面からも伝わってくる事だろう


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