2014年2月28日金曜日

ヘレスのフェスティバル2014七日目オルガ・ペリセ「ピサダス」

オルガ・ペリセの新作「ピサダス」が初演。
彼女らしい洗練された美しさにあふれる作品だった。
なにかを探すように
腰に付けた木の実の音だけで踊るオープニング
それがやがてギターのマラゲーニャとなり
歌もはいっていく
©Festival de Jerez Javier Fergo  

 バタ・デ・コーラの扱いは完璧。
しなやかな身体をいかし
流れるように進んではいくのだが
曲が長い。

パンタロンで髪をおろして踊るタランタ/タラント/タンゴは
フェルナンダ・ロメーロ風か。
あきれるほどにすばらしい身体能力だ。

ゲストのフアン・カルロス・レリダは
鹿の角をつけてガロティン。
最初はコンテンポラリー風なのがだんだんフラメンコになって
オルガとのデュオへとなる。
この二人はコンテンポラリーがちゃんとそうみえるくらいに
動きがきちんとしているのがいい。
でもなぜ鹿の角?
 タチャのブレリアがあって
白いベールに包まれてでてきたオルガはアルボレア
 はなやかに踊りこれで最後かと思うと
舞台の上で着替え
またもやコンテンポラリー


衣装、照明ともに美しく
彼女は素晴らしく踊りきる。
でもいろんな要素には?

ピラール・ロペスがプログラムを読まなくてはわからないようなのはだめ、
という話をしたというけれど
その意味では、ちょっと疑問。
演出はベレン・マジャと同じ人だから
これは彼女の意向なのかとは思うのだけれど。


 

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