2016年8月11日木曜日

ラ・ウニオン2016/コンクール1日目

さてコンクール初日。
一人目のピアニストは見逃してしまったのですが
カンテ一人目は1986年コルドバ県モントロ生まれのルシア・レイバ。
グラナイーナ、シギリージャ、アレグリアスと3部門のノミネート。
去年も初日の一人目でいましたね。
よくもわるくも、コンクール常連らしい うたいっぷり。
舞踊一人目はグラナダのクリスティーナ・アギレーラ。アメリカの歌手と同姓同名の彼女は1992年グラナダ生まれの踊り手で、昨年の優勝者アルバ・エレディアに似た感じでタラント。

踊りも形もよくにている。 同じ振りか、と思うほど。
グラナダ、ってだけのこととは思えないくらいでございます。
バックもおなじかな?
最後のタンゴはグラナダのタンゴで、これはやっぱ餅は餅屋じゃないけれど、グラナダ出身だけにうまい。いや、別にタラントのタンゴはグラナダに限ったわけじゃないんですけどね。

カンテ二人目はアナベル・デ・ビコ。1976年セビージャ生まれでクリスティーナ・ヘーレン財団フラメンコ芸術学校出身。ミネーラ、タランタ、グラナイーナ、シギリージャ、ソレア、タンゴと6部門。
この人も、歌のかたちをなぞってはいるのだけど、表面的で、習ったカンテという感じ。
いやもちろん、最初は習うところからはじめるわけだけど、 タンゴにしてもかりてきた歌詞を歌っているという感じで、自分のものに成っていない気がする。
 クリスティーナの2曲目はカーニャ。なんだけど、カーニャというより、テンポアップした、ソレア・ポル・ブレリアのアイレ。カーニャらしいしっとりした趣きがなかったのは残念。でも踊りは上手です。

ギターも同じグラナダ出身のアルバロ・ペレス・マルティネス“マルティネーテ”。
1995年生まれというから今年21歳。17歳でアンダルシア青少年コンクール優勝、昨年はバルセロナのギターコンクールでも優勝という実力者。
きれいな音でしっかりギターをならしています。
 歌3人目も女性で、昨年も出場していたイサベル・ゲレーロ。
カルタへネーラ、タランタ、グラナイーナとグアヒーラでノミネート。
去年となにかが変わったかというと衣裳以外はかわっていない、という印象。


 舞踊二人目はマカレーナ・ムレーロ。1985年ムルシア生まれだが、グラナダやバルセロナのタブラオで活躍。
そのせいもあるのか、彼女のタラントも去年のアルバとにたような感じ。
初めてみたのだが、技術はしっかりしている。ただちょっと乱暴な感じもあるかな。
歌4人目はようやく男性。1981年セビージャ県オスーナ出身、エバリスト・クエバス。
兄マヌエル・クエバスは2002年のランパラ・ミネーラ。それに続けということか。
ミネーラ、カルタへネーラ、タランタ、ソレア、シギリージャ、アレグリアスと6部門にノミネート。
よく通る声は兄譲り。

最後はマカレーナのアレグリアス。可もなく不可もなく。
二日目はいかに。

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