2017年7月21日金曜日

ヘレスのフェイスタ・デ・ラ・ブレリア50周年

今年で50周年を迎えるヘレスのフィエスタ・デ・ブレリア。
このフェスティバルの創始者で昨年亡くなったフラメンコ研究家フアン・デ・ラ・プラタへのオマージュ。
日程のみはヘレスのフェスティバル開催時に発表されたのだが、そのプログラムがようやく発表された。最終日を除いて、若手中心のプログラム。


最終日は満員になるかも?な豪華な出演者だけれど、24と25は有名なアルティスタもなく、動員がちょっと不安との声もある。

◇フィエスタ・デ・ブレリア
8/24(木)22時「金婚式」
[出]〈c〉ホセ・モントージャ、マヌエル・デ・カンタローテ、エセキエル・ベニテス、マヌエル・デ・ラ・フラグア、ペリーコ・エル・パニェロ、ルビオ・デ・プルーナ、ニーニョ・デ・ラ・フラグア、フェリパ・デル・モレーノ、レラ・ソト、カルメン・グリロ、〈b〉サライ・ガルシア、ロシオ・マリン、〈g〉フアン・マヌエル・モネオ、ノノ・ヘロ、ホセリート・デ・プーラ,〈palmas〉フアン・ディエゴ・バレンシア、カンタローテ、ホセ・ルビチ、〈perc〉カルロス・メリノ
8/25(金)22時「ヘレス、カディス・イ・ロス・プエルトス、ア・カマロン」
[出]〈c〉ホセ・ガルベス、ダビナ・ハエン、アンヘル・パストール、ニーニョ・デル・パルケ、セル・デ・プエルト、ナサレ・カラ、ラウル・ガルベス、カルメン・デ・ラ・ハラ、〈b〉ダビ・ニエト、マカレーナ・ラミレス、〈g〉ビクトル・ロサ、ニーニョ・デ・ラ・レオ、〈piano〉セルヒオ・モンロイ他
8/26(土)22時「ラ・ティエラ・イ・エル・カンテ」
[出]〈c〉フアナ・デル・ピパ、マリア・テレモート、ドローレス・アグヘータ、ルイス・モネオ、アントニオ・マレーナ、ホセ・エル・ミヒータ、ランカピーノ・イーホ、〈b〉マリア・デル・マル・モレーノ、ホアキン・グリロ、〈g〉マヌエル・パリージャ、ディエゴ・デル・モラオ、ぺぺ・デル・モラオ、〈perc. palmas〉アネ・カラスコ、フアン・ディエゴ・バレンシア、アレハンドロ
[場]ヘレス アルカサル
[料]20ユーロ
[問]www.jerez.es

2017年7月20日木曜日

ヘレスのビエルネス・フラメンコス

ヘレスのビエルネス・フラメンコスがいよいよ始まる。
今年は若手中心のプログラム。
でも、フアン・ビジャールとニーニョ・ヘロのベテラン・デュオも出演。



◇ビエルネス・フラメンコス
7/21(金)22時
[出]〈c〉フェリパ・デル・モレーノ、レラ・ソト、ロサリオ・エレディア、エンリケ・レマチェ、〈b〉フェルナンド・ヒメネス、〈g〉マヌエル・ヘロ、フェルナンド・デ・ラ・モレーナ・イーホ
7/28(金)22時
[出]〈c〉ルイス・モネオ、エバ・ラ・デル・ルビチ、エル・トロ、〈b〉アナ・マリア・ロペス、〈g〉フアン・マヌエル・モネオ、ディエゴ・ルビチ
8/4(金)22時
[出]〈c〉フアン・ビジャール、アナベル・バレンシア、フアン・ララ、〈b〉サライ・ガルシア、〈g〉ニーニョ・ヘロ、フェルナンド・デ・ラ・モレーナ・イーホ
8/11(金)22時
[出]〈c〉ランカピーノ・チーコ、エル・デ・ヘレス、タマラ・タニェ、〈b〉カルメン・エレーラ、〈g〉パコ・レオン
[場]ヘレス アルカサル

[問]http://www.jerez.es/

2017年7月19日水曜日

パコ・デ・ルシア国際ギターの出会い アルカンヘル、ホセ・マリア・バンデーラ「カンシオン・アンダルーサ」


 パコ・デ・ルシアが亡くなった2014年に彼の生まれ故郷アルヘシラスで始まったフラメンコ、ギター祭、パコ・デ・ルシア国際ギターの出会い。
今年も7月17日から1週間にわたり開催。
初日はウルスラとタマラ・ロペス姉妹の新作「バイランドテ」

私が観たのは2日目、アルカンヘルとホセ・マリア・バンデーラのダブルヘッダー。

 アルカンヘルはダニ・デ・モロンの伴奏、マラゲーニャス+アバンドラオからタンゴ、カンテス・デ・レバンテ、シギリージャ、グラナイーナのギターソロ、アレグリアス。

いつもながらの伸びのある声、豊かな表現力で観客を魅了した。



休憩を挟んでの第2部では地元アルヘシラス出身、ホセ・マリア・バンデーラが叔父パコ・デ・ルシアの遺作「カンシオンン・アンダルーサ」を世界初演。


タブラオやスペイン国立バレエ団、またパコとカニサーレスとのトリオ、パコのセクステット、サラ・バラス舞踊団などで活躍した実力派。


圧倒的なテクニックで、パコの世界を再築し、観客を魅了した。
パコの演奏技術だけでなく、間合いや呼吸をも会得しているのは彼くらいだろう。


ホセ・マリアの母マリアはパコの姉で、幼いパコの面倒を見ていたのだという。パコが子供の頃に聞いた歌たちはホセマリの思い出の歌でもある。

最後にはアルカンヘルが登場し、「テ・エ・デ・ケレル・ミエントラス・ビバ」を歌う。
アルバムではエストレージャが歌っていた曲だ。
歌が入るとより素晴らしい。アルカンヘルの声質も作品の世界観にもあっている。


なお、フェスティバルでは19にちにミゲル・ポベーダ、20日にアル・ディ・メオラ、21日にトマティート、22日にディエゴ・カラスコやカプージョなど、ヘレスの面々の公演が行われる。


2017年7月18日火曜日

キケ・パレデス逝く

ギタリスト、キケ・パレデスが亡くなった。62歳。手術中に心停止になったとのこと。

1955年セビージャ生まれ。アントニオ・オスーナに学び、タブラオ等で活躍。後、各地のフェスティバルなどで歌伴奏で活躍。
ソロアルバムの録音もある。

交通事故で重傷を負い若くして引退した。冥福を祈る。

2017年7月14日金曜日

カラロenマラガ

アントニオ・カナーレス


ハビエル・ラトーレ

イレーネ・ロサーノ


この3人が踊る「カラロ」。
カナーレス、ラトーレ、ロサーノの
マラガ出身で現在スイスに住むバイラオーラ、イレーネがスイスで初演した作品のスペイン初演は彼女の出身地マラガのビエナルで。
プレセンタシオンのマルティネーテから、イレーネのファルーカへ。
ハビエルとイレーネのエンリケ・モレンテ「オメガ」からのデュオ

 カナーレスのシギリージャは歌もギターもうまくいかず、やり直したり、という。。。

 タンゴでイレーネと。
 ラトーレはアレグリアス。
 イレーネはソレア。
 そして最後は3人でクラシコ。




ラトーレの優雅さとカナーレスの貫禄。
師の助けを借りて一歩前に進もうとしているイレーネ。うまいし、なんでもそつなくこなすのだが、師を食うような迫力や個性までは残念ながらまだ届かず。
よくまとまっているし、二人のマエストロがやっぱりいいから、もう一度くらい見たいかな。

2017年7月10日月曜日

コルドバギター祭ホセ・アントニオ・ロドリゲス

7月9日、コルドバのギター祭も最終日。
グランテアトロではコルドバ出身のホセ・アントニオ・ロドリゲスのリサイタル「マンハッタン・デ・ラ・フロンテーラ」
ビセンテ・アミーゴより3歳年上の1964年生まれ。
81年にラ・ウニオン、82年にヘレスのコンクールで優勝。84年にコルドバ音楽院フラメンコギター科を卒業し、同校教授に。86年にはコルドバのコンクールで優勝。88年にはソロアルバムをリリースした実力派。
後、マリオ・マジャやマリア・パヘスに楽曲提供したり、オーケストラと競演したりと多方面で活躍。その彼が98年に発表した「マンハッタン・デ・ラ・フロンテーラ」と同じタイトルだが、内容は、タイトル曲以外は新曲中心。

サパテアード、ブレリア、ファルーカ、ルンバ、グラナイーナ、ソレア。
フラメンコの曲種を様々に旅する。
それを彩る、ビデオ映像もコルドバ出身の写真家の作品。
コルドバのコンクールで優勝したクリート、ニーニョ・セベら、4人のコルドバ出身の若手ギタリストをフューチャーした「フィエスタ・デ・ロコ」
彼が言うように、来年は彼ら若手のリサイタルも見たいものだ。

ルンバ、タンゴ、アンコールに応えて二人羽織風に弾いて、最後は舞台の縁に腰掛けて一人で演奏し、客席に消えていくという演出。

ギターリサイタル、というと、つまんない、飽きてしまう、という人も、映像や構成で楽しまそうとする試み。最後は照明がロックコンサートも然りというほど派手すぎて、ちょっと引いてしまったが、それ以外は面白いコンサートだった。



2017年7月8日土曜日

ベニート・ガルシア舞踊団コルドバ公演

7月7日、七夕の日に、コルドバのローマ橋のたもとにあるカラオラの党の下の特設舞台で行われたベニート・ガルシア舞踊団公演「標」
愛に溢れた、素晴らしい舞台だった。

1977年コルドバ生まれ。1994年小松原庸子に見出され、99年から日本を本拠に活躍するこのダンサーの故郷コルドバへの愛、家族への愛、フラメンコへの愛、日本への愛。それが日本人ダンサーたちのフラメンコへの愛、師への敬愛、ミュージシャンたちのベニへの敬意と同志愛、観客たちのベニへの、その生徒たちへの優しい思い。すべてが一体となって作り上げられたこのひととき、この場にいた人はきっと忘れないだろう。

オープニング、サパテアードから


 見事なアンサンブルに支えられ

音楽監督を務めたリキ・リベラのギターソロのグアヒーラも

続くバタ・デ・コーラの二人を含む群舞でのアレグリアスも

 続くソレアも
 アラブ楽器、ウードとカヌーンを使ったインストゥルメンタルも
タラントも
 ベニの思いが詰まったソロのファルーカも。

群舞の衣装や彼の衣装の一部に着物がアレンジされていたり、最後は着物を羽織って踊るなど、日本への思いも強く感じられた。遠くにいても忘れたことはない故郷と今や自分の一部ともなっている日本。二つの故郷に引き裂かれそうになりつつもフラメンコへの大きな愛で生徒たちを育んでいく。
そしてその生徒たちは、きっと大変な稽古をしてきたのだろう。表情も含めて表現しようという意欲にあふれ、“今この時” を全力で楽しんでいる。

構成も音楽も振付もきちんとしていて、ひやかし気分できたとしたら度肝を抜いたに違いない。

ベニさんおめでとう。あなたの愛は、コルドバにも、フラメンコにも、生徒たちにも、きちんと伝わっています。


追記
群舞、と書いたけど、舞踊団メンバーはそれぞれが主役!という感じで、本当にいい顔で踊ってました。ベニが考え抜いたであろう、どんどん変わっていくフォーメーション、計算された静止ポーズ、掛け声、歌…。全心全力で向かって行って勝利をつかんだ、という感じ。











2017年7月3日月曜日

コルドバ・ギター祭ラファエラ・カラスコ「ナシダ・ソンブラ」

なんとも美しく、心にしみる作品だった。

アンダルシア舞踊団での3年を経て、今また再び、個人の舞踊団として帰ってきたラファエラ・カラスコ。
踊り手は彼女のほか女性ばかり3人。
16世紀スペインが生んだ神秘家聖テレサ・デ・アビラ。
彼女が、幻を見たという話から、17世紀のスペインとメキシコで活躍した3人の女性を予見し、彼女たちに語りかける、というオリジナルのストーリー。
妻、母、もしくは修道女くらいしか人生の選択がなかった時代、女優や作家として生き抜いた女たちへのオマージュは、今を生きるすべての女性たちへのオマージュでもある。
Festival de Guitarra

フラメンコが生まれるより昔の話ということもあり、シギリージャやタラント、ブレリア、ファンダンゴ、カンティーニャ、グアヒラといったフラメンコ曲だけでなく、フォリアやホティージャなど、プレ・フラメンコ的な要素も使った音楽はヘスス・トーレス、アントニオ・カンポス、そして出演はしていないがラファエラの夫によるもの。ベレン・デ・ラ・キンタナのシンプルな衣装はオーバースカートやボディを重ねて着ることで全く違う雰囲気に。両袖に建てられたスクリーンで聖テレサの閉じこもった部屋とともに閉塞感をも表し、ぼんやりとした薄明かりのように見えてしっかり見るべきものは見えたり、袖のスクリーンに影を映したり、そして音楽とともに細かくつけたり消したりで振り付けの一部ともなるグロリア・モンテシノスの照明。言葉の一つ一つが明確に聞こえてくる女優ブランカ・ポルティージョによる朗読(録音)。すべてが一体となって、夢幻的な雰囲気を作り出し、ラファエラの振り付けは彼女ならではの、女性らしい美しい形ときっちりした構成で魅せていく。

ひとつひとつの動きが滑らかに繋がっていく。ラファエラと3人のダンサー、4人のバランスの良さ。それぞれ違う動きをしているのがだんだんとシンクロしていく美しさ。3人にもそれぞれ見せどころを作っているが、やはりラファエラが圧巻。中へ中へと入っていくような、その深み。ただただ圧倒される。

言葉がわかればその分、余計にその世界に入っていけるだろう。が、言葉がわからずとも、彼女が踊って表現している気持ち、心は伝わるに違いない。

最後はスタンディングオーベーション。それだけの価値のある素晴らしい舞台だった。また早くもう一度見たい。12月のセビージャ公演が楽しみだ。



2017年7月2日日曜日

コルドバ・ギター祭カニサーレス

コルドバのギター祭二日目。
グラン・テアトロではカニサーレスとコルドバ管弦楽団の共演。
クアルテットでの一部、オーケストラとの二部という構成。
第2ギターのフアン・カルロス・ゴメスとパルマ+パーカッションでアンヘル・ムニョス、チャロ・エスピノ夫妻。
Festival de Guitarra Córdoba
繊細なソロで始まり、3人がパルマで加わるブレリアへ。
そしてデビューアルバムからの2曲「ジュビア・デ・コメタス」「レハナ」は、同じ曲なのだが、バリエーションがいろいろ変わっているのが面白い。パコ・デ・ルシアやビセンテ・アミーゴらもそうだけど、同じ曲でも録音した通りそのままに演奏するわけではなく、芯の部分はそのままで、細部がいろいろ変わっていく。こういうのは、フラメンコならではの魅力かも。アレグリアスでは踊りが入るが、オーケストラのセッティングもあり、狭いところですれ違うように踊る。アンヘルは地元コルドバ出身ということもあり、盛んな拍手を受けていた。ちょっとセビジャーナス風のワルツ「パロマス」でチャロのカスタネットが入るのもいい。
最初がソロ、とか、パルマを叩いていたギタリストが途中で座ってギターを弾き出したり、とか、パコ的な要素を見つけてなんとなく嬉しい。

休憩を挟んでの二部はオーケストラでのホアキン・トゥリナ「闘牛士の祈り」から。
コルドバが生んだ名闘牛士マノレーテの生誕100年を記念するもの。この曲、昔、スペイン国立バレエでアントニオ・マルケスが踊っていたなあ、などと思い出す。

「アル・アンダルース。パコ・デ・ルシア記念、ギターとオーケストラのための協奏曲」は、彼初めてのオーケストラとの曲。
フラメンコギターとオーケストラとの共演は、マノロ・サンルーカルやビセンテ・アミーゴ、ホセ・アントニオ・ロドリゲスらが挑戦してきた。
世界各地でのアランフェス演奏が、オーケストラとの曲へと乗り出すきっかけになったのかもしれない。もともと、クラシック曲をも多く演奏しているし、抵抗はないだろう。
3楽章構成だが、思いのほか短い。これはあくまでも第一歩、ということなのだろう。
コルドバのオーケストラはビセンテの「ポエタ」を初演したところで、フラメンコとの共演も多いのでフラメンコやそのリズムにも抵抗はないだろう。
ブレリアやティエントなどフラメンコなリズムもちりばめられているがそれにこだわりすぎることなく、自由に羽ばたいているという感じだ。
ただ主役のギターがオーケストラの音に埋もれてしまう感じも時々あったのはなんかちょっと悔しいかも。もっと主役主役して欲しかった。
Festival de Guitarra

2017年7月1日土曜日

コルドバ ギター祭

6月30日コルドバのギター祭が開幕! 

開幕を飾ったのはクラシックギタリスト、マヌエル・バルエコと北京ギタートリオ。


この後、10日間にわたって、クラシック、フラメンコ、ジャズ、ロックなど、様々なジャンルのギターを堪能できるコンサートのほか、第一線で活躍する一流アーティストたちによるクラス、研究者らによる講演など、たくさんのイベントが目白押し。

フラメンコ関係の公演は以下のとおり。



◇第37回コルドバ・フラメンコ祭
6/30(金)~7/9(日)※フラメンコ関連公演のみ
7/1(土)21時「コンシエルト・アル・アンダルース(パコ・デ・ルシアに捧げる)」
[出]〈g〉フアン・マヌエル・カニサーレス、コルドバ交響楽団
[場]コルドバ グラン・テアトロ
[料]8~21ユーロ
7 /1(土)22時
[出]〈g〉パコ・セラーノ オルケスタ・デ・プレクトロ・デ・コルドバ
[場]コルドバ サンタ・マリア・デ・トラシエラ市民センター
[料]無料
7/2(日)21時「ナシダ・ソンブラ」
[出]〈b〉ラファエラ・カラスコ
[場]コルドバ グラン・テアトロ
[料]8~21ユーロ
7/4(火)21時30分「テンポ・ルバト」
[出]〈c〉マイテ・マルティン
[場]コルドバ ゴンゴラ劇場
[料]12ユーロ
7/6(木)21時「アケル・シルベリオ」
[出]〈b〉アンダルシア舞踊団
[場]コルドバ グラン・テアトロ
[料]8~21ユーロ
7/7(金)21時30分
[出]〈g〉ニーニョ・デ・プーラ
[場]コルドバ ゴンゴラ劇場
[料]12ユーロ
7 /7(金)22時
[出]〈g〉パコ・セラーノ オルケスタ・デ・プレクトロ・デ・コルドバ
[場]コルドバ ビジャルビア・デ・コルドバ市民センター
[料]無料
7 /8(土)22時
[出]〈g〉パコ・セラーノ オルケスタ・デ・プレクトロ・デ・コルドバ
[場]コルドバ ファティマ市民センター
[料]無料
7/8(土)23時「スペイン・フォーエバー」
[出]〈g〉トマティート、〈piano〉ミシェル・カミロ
[場]コルドバ アセルキア劇場
[料]25、30ユーロ
7/9(日)21時「マンハッタン・デ・ラ・フロンテーラ」
[出]〈g〉ホセ・アントニオ・ロドリゲス
[場]コルドバ グラン・テアトロ
[料]8~21ユーロ

[問]www.guitarracordoba.org

2017年6月29日木曜日

映画「ラ・チャナ」


アンダルシア州のフラメンコ機関、インスティトゥート・アンダルース・デ・フラメンコ主催による、フラメンコ映画上映会シリーズ、シクロ・デ・シネ・イ・フラメンコ。
今年で11回目というこの催し、当初は短編が多かったように思うのだが、最近は長編が多い。

6月28日は「ラ・チャナ」
サグレブ出身のルツィア・ストエビッチ監督による、バルセロナ出身のバイラオーラのドキュメンタリーだ。

本名アントニア・サンティアゴ・アマドール、1946年バルセロナ生まれ。若くして踊り始め、タブラオなどで活躍。ピーター・セラーズに見出され、1967年、映画「無責任恋愛作戦」に出演。
1985年、イベリアの招きで来日し、そのビデオが長く販売されていたので、日本でも、昔からのフラメンコ・ファンは彼女の名前を覚えていることだろう。
下のビデオの後ろの写真がプロモーションで使われていたので、懐かしく思う人もいるかもしれない。
超絶サパテアードが特徴的で、エキセントリックな魅力のあるダンサーだった。
その彼女が踊り始めた時のこと、結婚、出産、タブラオでの公演、海外公演、夫からの虐待、舞台からの引退、別離、復帰、そして新しい夫との出会い、舞台への再びの復帰…

彼女の人生が、彼女の言葉と、スペイン国営放送などのビデオ映像や数多くの写真で綴られていく。
現代バルセロナを象徴するような踊り手、カリメ・アマジャや、クンブレ・フラメンカ舞踊団で共演したアントニオ・カナーレスらとの交流。

フラメンコの師匠、ベアトリス・デル・ポソに彼女の師として紹介され、4年間。クラウドファンディングと国営放送などから資金を集め、制作にあたった。
チャナと監督の確かな信頼関係で、話しにくいような話をも含め、語られていく。
時代、そしてヒターノの文化、習慣もあって、踊りにだけ自由を、解放を感じていた彼女。でも誰を恨むでもなく、悲しみながらも受け入れ、前進。
そして今、足を悪くし、座ったままで踊り、舞台にも復帰。
舞台に復帰するとは、撮影開始時には思いもよらなかったことらしい。

上映終了後は監督と質疑応答。
「この映画で忘れ去られようとしていた彼女にまた注目が集まっていることが嬉しい」
と言う。
現在、オランダで上映中。スペインでは11月から、そして日本でも来年には公開される予定とのこと。


フラメンコの歴史は、彼女のような、たくさんのアルティスタによって作られているのだ、と改めて感じたことでした。
夫からの抑圧、虐待等もスキャンダラスにではなく、抑えた語り口で語り、それゆえに、彼女の悲しみ、自由への渇望、フラメンコへの思い、などが身に迫ってくる。

いやあ、いい映画です。

2017年6月28日水曜日

ガスパチョ・デ・モロン

モロンのフェスティバル、ガスパチョは女性中心のプログラム。
去年は50周年ということで、いろいろなイベントがあったが、今年はまた一夜の宴に戻ったようだ。



◇ガスパチョ・デ・モロン
7/15(土)22時
[出]〈c〉マイテ・マルティン、アルヘンティーナ、コンクール優勝者、〈b〉カルメン・ロサーノ&アントニオ・カナーレス、フアナ・アマジャ
〈g〉フアン・トーレス+市立フラメンコギター学校、市立フラメンコ舞踊学校生徒(21時から)
[場]セビージャ県モロン・デ・ラ・フロンテーラ 市役所広場
[料]12ユーロ
[問]http://www.ayto-morondelafrontera.org

前売りhttps://www.ticketea.com/entradas-festival-51-edicion-festival-flamenco-gazpacho-andaluz/

2017年6月27日火曜日

レブリーハのカラコラー

ウトレーラのポタヘも盛況のうちに終わり、各地のフェスティバルの便りが届く季節になりました。って、時候の挨拶みたいでありますが。
ウトレーラとも古くから交流のあるレブリーハのフェスティバルは、昔風のたくさんのアルティスタによる一夜の宴というスタイルではなく、長期間にわたってたくさんの公演やイベントが行われるというスタイルで下記のように行われます。
今年は、20年前に交通事故で夭折したギタリスト、ペドロ・バカンへのオマージュということで、6月29日に彼についての展覧会で始まります。
20日にはイネスのカンテのマスタークラスもおこなわれるそうです。




◇第52回カラコラー
7/7(金)22時
[出]〈c〉ホセ・オルモ、ぺぺ・モンタラス、〈g〉ホセ・デ・プーラ、エウセビオ・ホセ
[場]セビージャ県レブリーハ パティオ・デ・ラ、ボデガ・デ・マルケス・デ・サン・ヒル
7/13(木)22時
[出]〈c〉アナ・ペーニャ、〈g〉ルイス・カラスコ
[場]セビージャ県レブリーハ パティオ・アフディスレ
7/14(金)22時
[出]〈c〉サムエル・セラーノ、〈g〉パコ・レオン
[場]セビージャ県レブリーハ パティオ・アフディスレ
7/15(土)22時
[出]〈c〉ドローレス・アグヘータ、〈g〉マヌエル・パリージャ
[場]セビージャ県レブリーハ ペーニャ・ぺぺ・モンタラス屋上
7/17(月)21時30分
[出]〈c〉ルイサ・ムニョス、〈g〉アントニオ・イゲロ
[場]セビージャ県レブリーハ セントロ・デ・インテルプレタシオン・デ・フラメンコ
7/18(火)21時30分
[出]〈c〉カニェータ・デ・マラガ、〈g〉アントニオ・ソト
[場]セビージャ県レブリーハ ペーニャ・ぺぺ・モンタラス
7/19(水)
[出]〈c〉ホセ・バレンシア、ヘスス・メンデス、アントニオ・レジェス、〈g〉フアン・レケーナ、マヌエル・バレンシア、ディエゴ・アマジャ
[場]セビージャ県レブリーハ フアン・ベルナべ劇場
7/20(木)22時
[出]〈c〉アナベル・バレンシア、ペドロ・エル・グラナイーノ、〈g〉マヌエル・ヘロ、パトロシニオ・イーホ
[場]セビージャ県レブリーハ パティオ・デ・ロス・ナランホス
7/21(金)22時「アケル・シルベリオ」
[出]アンダルシア舞踊団
[場]セビージャ県レブリーハ フアン・ベルナべ劇場
7/21(金)23時30分「ソレーラ・デ・レブリーハ」
[出]〈c〉イネス・バカン、ディエゴ・エル・カブリジェロ、〈b〉コンチャ・バルガス、〈g〉アントニオ・モジャ他
[場]セビージャ県レブリーハ カサ・デ・ラ・クルトゥラ
7/21(金)24時30分
[出]〈c〉ホセ・バカン、ロス・チェロケエス
[場]セビージャ県レブリーハ パティオ・デ・ラ・カサ・デ・フベントゥ
7/22(土)22時
[出]〈c〉エスペランサ・フェルナンデス、アルヘンティーナ、マカニータ、〈g〉ミゲル・アンヘル・コルテス、ボリータ、マヌエル・バレンシア、〈b〉パストーラ・ガルバン
[場]セビージャ県レブリーハ フアン・ベルナべ劇場
[問]http://www.lacaracolalebrijana.es

前売り https://www.mgticket.com/lebrija/public/janto/

2017年6月13日火曜日

エンマ・マレーラス逝く

スペイン舞踊家エンマ・マレーラスがバルセロナで亡くなった。97歳だった。

廉価版のフラメンコのアンソロジーCDによく彼女の舞踊団の演奏が収録されていたから、その名をなんとなく覚えていた人も多いのではなかろうか。



1919年バルセロナ圏リポレット生まれ。
音楽院でピアノを学び、10歳からクラシックバレエとスペイン舞踊をリセオ劇場の学校で学び、後、マドリードに出て、スペイン舞踊とフラメンコを、エル・エスタンピオやキカ、レグラ・オルテガ、ペリセ兄弟らに、さらに学んだ。

1950年代にはホセ・デ・ラ・ベガ舞踊団のゲストアーティストとして活躍。
1960年代にはリセオ劇場音楽院でカスタネット教授を務め、73年にバルセロナの演劇学院のスペイン舞踊とカスタネット教授に就任。

1970年代には独自のカスタネット譜を編み出し、「カスタネットの練習メソッド」を刊行。スペイン内外のスクールで使われるようになった。
現在も購入可能
カスタネット奏者として、ヨーロッパ各地で演奏し、またレコードも録音。
ヘレスのフェスティバルで評論家賞を受賞したこともある、カスタネットで有名だったホセ・デ・ウダエタは彼女の門下になる。

1991年には芸術メダルを、92年には文化省の芸術功労賞を、98年には演劇学院名誉賞を受賞している、

2017年6月9日金曜日

マエストランサ劇場のフラメンコ

6月8日、セビージャのマエストランサ劇場でフラメンコ公演。
セビージャのオペラハウスであるこの劇場では、ビエナル以外にも毎シーズン3つのフラメンコ公演がプログラムされており、これもその一つ。

ヘスス・メンデス、アントニオ・レジェス、ドゥケンデ、ダニ・デ・モロン、パトリシア・ゲレロと出演者の名前だけで告知。公演名は「ロコ・デ・ロス・トレス・メタレス」
三つの声に夢中、とでもいう感じ。

が、このメンバーを見てもしや、と思った通り、内容的にはビエナルでのダニ・デ・モロンの公演「23」のバリエーション。
すなわち、メインはダニ。

ダニのソロに始まり、ヘスス・メンデスがブレリア・ポル・ソレアとシギリージャ。
パトリシアの無伴奏ではじまるファルーカ、アントニオ・レジェスのソレアとファンダンゴ、ダニのソロ、ドゥケンデのレバンテとタンゴ、全員でのブレリアという構成。

ダニのソロもビエナルと同じ、シギリージャからブレリアになる曲とグラナイーナ。
ビエナルの時のロシオ・マルケス、アルカンヘル(見に来ていた)に代わってアントニオ・レジェス、イスラエル・ガルバンに代わってパトリシア、というわけだ。

ヘススの、いつもの、声量たっぷりに朗々とし歌い上げるあの歌いっぷりに加え、テレモートばりの、ちょっとかすれた感じの声使いなども加わっていたのが、嬉しく、ヘレスの魅力を実感。
パトリのファルーカはパンタロンに白いブラウスとフリンジのベストで。伝統的なファルーカとは全く違う、スーパーモダンな振り。ルベン・オルモ的な感じで、そこにちょこちょこ伝統的な形も顔を出す。テクニックも凄いんだけど、うーん、どうなんだろう。彼女の魅力が最大限に出ている、という感じではないかも。
アントニオが、この夜の観客に最も人気があったようだ。昔ながら、を感じさせるうたいっぷり。ファンダンゴは立って、マイクを手にする、地元の先輩、ランカピーノ風。(元々はマノロ・カラコール?そういえばベニ・デ・カディスも立って歌っていた)
個人的には一つ一つを長くの場して歌う、ペーニャ風な感じは好きじゃない。
ドゥケンデはやはりあの声、カマロン風の歌い回し、声のスピード、やっぱ素晴らしい。タンゴではパコとのツアー歌っていたレトラを最初に三つ。懐かしさでいっぱいになる。
でもダニはパコと演奏したことはあってもパコじゃない。

伴奏も、歌を立てる、というよりもバンバン自己主張もしていく感じ。考えすぎ?
グラナイーナは素敵なフレーズがいっぱいあるんだけれど、全体としてもまとまりがもう一息のような。

最後の全員でのブレリアもフィエスタ感は全くなく、アントニオ、ドゥケンデが、それぞれ一曲、という感じで歌い、最後はマイクを外して歌うヘススにパトリが踊る。マイク外してもしっかり聞こえるヘスス!やっぱすごいなあ。

なんとなく消化不良な夜でございましたが、ヘススとドゥケンデだけで私は満足でございます。

2017年6月8日木曜日

アルカサルの夜

セビージャの夏の風物詩、アルカサルの夜のコンサートが今年も開催される。
通常は入ることができない、夜のアルカサル庭園の散策を楽しみ、クラシックからジャズ、フラメンコ、ワールドミュージックなど、様々な音楽を日替わりで楽しめるこのイベント、入場料がわずか6ユーロ(インターネット購入だと手数料1ユーロがかかるので7計ユーロ)と手軽なこともあって、地元の人たちにも観光客にも人気のイベント。
入場券は6月15日から22日までのものが6月12日から、という風に、1週間ごとの前売りとなるので注意。



今年のフラメンコは、マリア・テレモート、ヘマ・カバジェーロ、二人のカンタオーラのほか、フラメンコジャズなホルヘ・パルドやディエゴ・ビジェーガス、チキ・シエンフエゴスらが出演。



◇アルカサルの夜 ※開演22時30分
6/15(木)「ウエジャス」
[出]〈fl,sax〉ホルヘ・パルド、〈g〉パケーテ、〈perc〉アネ・カラスコ
6/22(木)、7/3(月)、8/8(火).31(木)「ライセス」
[出]〈c〉マリア・テレモート、〈g〉ノノ・ヘロ
6/24(土)、7/29(土)、8/14(月)、9/4(月)「バホ・デ・ギア」
[出]〈fl,sax〉ディエゴ・ビジェーガス、〈g〉ダビ・カロ、〈perc〉ロベルト・ハエン
7/1(土)、22(土)、8/5(土)、19(土)「ロ・トライゴ・アンダンド」
[出]〈c〉ヘマ・カバジェーロ、〈g〉ハビエル・パティーノ
8/9(水)「クリシス」
[出]〈piano〉チキ・シエンフエゴス、〈ウッドベース、ベース〉マヌエル・シエラ、〈perc〉マヌエル・ピンソン
9/9(土)「ロス・カミノス・デ・ラ・ギターラ」
[出]〈g〉アルフレド・ラゴス、ルイス・ガジョ、〈perc〉ホルヘ・パロモ
[場]セビージャ アルカサル庭園
[料]6ユーロ
[問]http://www.actidea.es/nochesalcazar2017/

2017年6月7日水曜日

クリスティーナ・ヘーレン財団夏の短期クラス

トリアーナに移転してきたクリスティーナ・ヘーレン財団フラメンコ芸術学校の夏季コース。
週替わりで第一線のアルティスタたちがクラスを行うほか、学校の年間コースで教授を務めているミラグロス・メンヒバルやルイサ・パリシオらの一ヶ月のコースもある。
時間などの詳細がわからなかったので下記には記していないが、これらのクラスのほかにも、フアン・ホセ・アマドール、マリア・ホセ・ペレス、マヌエル・ロメロが交代で教授を務めるカンテクラス、ペドロ・シエラ、エドゥアルド・レボジャール、ペドロ・サンチェスが交代で歌や舞踊の伴奏やテクニックを教えるクラス、また、舞踊初級者のための、振り付けとコンパスを学べるルイサ・パリシオ、ベアトリス・リベロ、マヌエル・ロメロが教えるクラスもある。




◇クリスティーナ・ヘーレン財団夏の短期クラス
7/3(月)~28(金)
[教]〈b〉ミラグロス・メンヒバル
[内容]12時~13時30分上級「小物を使った舞踊」、13時30分~15時中級「振り付け」
[教]〈b〉ルイサ・パリシオ
[内容]12時~13時30分中級「小物の技術入門」
7/3(月)~7(金)
[教]〈b〉パストーラ・ガルバン
[内容]13時30分~15時上級「ブレリアス」
[教]〈g〉パコ・コルテス
[内容]13時30分~15時上級
7/10(月)~14(金)
[教]〈b〉ラファエル・カンパージョ
[内容]13時30分~15時上級「タンゴス」
[教]〈g〉サルバドール・グティエレス
[内容]13時30分~15時上級「伴奏ギター作曲の技術」
7/17(月)~21(金)
[教]〈b〉バレリアーノ・パーニョス
[内容]10時30分~12時上級「フラメンコへの技術」
[教]〈g〉アルフレド・ラゴス
[内容]13時30分~15時上級「ブレリア・ポル・ソレア」
7/24(月)~28(金)
[教]〈b〉カルメリージャ・モントージャ
[内容]13時30分~15時上級「ブレリア・ポル・ソレア」
[教]〈g〉ディエゴ・デル・モラオ
[内容]13時30分~15時上級「ブレリアス」
[場]セビージャ クリスティーナ・ヘーレン財団フラメンコ芸術学校

[問]http://flamencoheeren.com/es/noticias/534-el-curso-flamenco-intensivo-de-verano-2017-de-la-fundacion-cristina-heeren-se-renueva-con-profesores-invitados-y-cursillos-semanales.html

2017年6月6日火曜日

ロシオ・モリーナ、マヌエル・リニャンにマックス賞

スペインの舞台芸術、演劇及び舞踊を対象にしたマックス賞の授賞式が6月5日バレンシアで行われた。

パリで初演し、マドリードでも上演された「カイダ・デル・シエロ」で作品、女性舞踊家、振り付けの3部門でノミネートされたロシオ・モリーナが、作品賞こそコンテンポラリーダンスのクーカイに持って行かれたものの、女性舞踊家、振り付けと二部門で受賞。
また男性舞踊家賞もマヌエル・リニャンが受賞した。


なお、彼らの他にも、女性舞踊家にはパトリシア・ゲレーロが「カテドラル」で、ダニエル・ドーニャが「アビタット」で、また群舞にアンダルシア舞踊団が「ティエラ・ロルカ」でノミネートされていた。

フラメンコ・ディベルソ 

6月23日から7月2日までマドリードで開催されるワールド・プライド・マドリード
ヨーロッパ最大とも言われるLGBTの祭典だ。
この時期に、今年はじめて、LGBTに焦点をあてたフラメンコ祭が開催される。
フラメンコ・ディベルソ、多種多様なフラメンコ、とうたうこのフェスティバル、最初の二日間はルチャナ劇場で、後はコリセウム劇場で公演。
フラメンコとジェンダーについての著書のあるフェルナンドの公演にはじまり、二人の女性ギタリストの公演、ロシオ・モリーナとトレメンディータ、ロハス&ロドリゲス、ミゲル・ポベーダと、なかなか豪華な面々だ。

スペイン、フラメンコ界、LGBTの人たちも多い。
日本のテレビを見ていて、同性カップルに戸惑う日本人を見て、あ、日本はそうなんだ、って不思議に思った。
同性婚も可能なスペイン、今はもう、同性カップル等をほとんどの人が自然に受け入れているように思うのだが、まだまだ差別もあるという。

いろんな人がいるから面白いのがこの世界。
それぞれを尊重しつつ楽しむのが正解では?



◇フラメンコ・ディベルソ
6/25(日)21時「バイラール・縁。オンブレ」
[出]〈b〉フェルナンド・ロペス
6/26(月)21時「ドス・トカオラス」
[出]〈g〉マルタ・ロブレス、アントニア・ヒメネス
[場]マドリード ルチャナ劇場
[問]http://teatrosluchana.es/festival-world-pride-experience/
6/27(火)20時30分「アフェクトス」
[出]〈b〉ロシオ・モリーナ、〈c〉ロサリオ・ラ・トレメンディータ
6/28(水)20時30分「ティタニウム」
[出]〈b〉アンヘル・ロハス、カルロス・ロドリゲス
6/29(木)、30(金)、7/1(土)20時30分
[出]〈c〉ミゲル・ポベーダ
[場]マドリード コリセウム劇場

[問]http://www.stage.es/llega-flamenco-diverso-al-teatro-coliseum/

2017年5月13日土曜日

カンテ・デ・ラス・ミーナス祭プログラム発表。

今年のカンテ・デ・ラス・ミーナス祭のプログラムが発表された。
今年は通常よりちょっと地味めかな?
コンクール出場も5月15日まで受付中。


◇カンテ・デ・ラス・ミーナス祭
8/2(水)~12(土)
8/3(木)22時「前年度優勝者ガラ」
[出]〈c〉アントニア・コントレーラス、〈b〉ベレン・ロペス、〈piano〉アルフォンソ・アロカ
8/4(金)23時
[出]〈c〉ローレ・モントージャ、伴奏〈g〉フアン・カルモナ、〈c〉ロシオ・マルケス
8/5(土)23時
[出]〈c〉フアン・ピニージャ、〈violin〉パコ・モンタルボ
8/6(日)23時
[出]〈b〉マヌエラ・カラスコ、〈c〉ヘスース・メンデス
8/7(月)23時
〈c〉アルヘンティーナ、マイテ・マルティン
8/8(火)23時
[出]〈b〉アンダルシア舞踊団
8/9(水)~11(金)
コンクール準決勝
8/12(土)
決勝
[場]ムルシア州ラ・ウニオン

[問]http://festivalcantedelasminas.org

2017年5月2日火曜日

コルドバのギター祭

コルドバのギター祭のプログラムが発表された。
フラメンコ関連公演は以下の通り。
その他のジャズやクラシック、ロックなどのプログラムは下のポスターを拡大すると見ることができます。


なお、クルシージョ詳細はこちら

◇第37回コルドバ・フラメンコ祭
6/30(金)~7/9(日)※フラメンコ関連公演のみ
7/1(土)21時「コンシエルト・アル・アンダルース(パコ・デ・ルシアに捧げる)」
[出]〈g〉フアン・マヌエル・カニサーレス、コルドバ交響楽団
[場]コルドバ グラン・テアトロ
[料]8~21ユーロ
7 /1(土)22時
[出]〈g〉パコ・セラーノ オルケスタ・デ・プレクトロ・デ・コルドバ
[場]コルドバ サンタ・マリア・デ・トラシエラ市民センター
[料]無料
7/2(日)21時「ナシダ・ソンブラ」
[出]〈b〉ラファエラ・カラスコ
[場]コルドバ グラン・テアトロ
[料]8~21ユーロ
7/4(火)21時30分「テンポ・ルバト」
[出]〈c〉マイテ・マルティン
[場]コルドバ ゴンゴラ劇場
[料]12ユーロ
7/6(木)21時「アケル・シルベリオ」
[出]〈b〉アンダルシア舞踊団
[場]コルドバ グラン・テアトロ
[料]8~21ユーロ
7/7(金)21時30分
[出]〈g〉ニーニョ・デ・プーラ
[場]コルドバ ゴンゴラ劇場
[料]12ユーロ
7 /7(金)22時
[出]〈g〉パコ・セラーノ オルケスタ・デ・プレクトロ・デ・コルドバ
[場]コルドバ ビジャルビア・デ・コルドバ市民センター
[料]無料
7 /8(土)22時
[出]〈g〉パコ・セラーノ オルケスタ・デ・プレクトロ・デ・コルドバ
[場]コルドバ ファティマ市民センター
[料]無料
7/8(土)23時「スペイン・フォーエバー」
[出]〈g〉トマティート、〈piano〉ミシェル・カミロ
[場]コルドバ アセルキア劇場
[料]25、30ユーロ
7/9(日)21時「マンハッタン・デ・ラ・フロンテーラ」
[出]〈g〉ホセ・アントニオ・ロドリゲス
[場]コルドバ グラン・テアトロ
[料]8~21ユーロ

[問]www.guitarracordoba.org

2017年4月27日木曜日

エドゥアルド・ゲレーロ「ゲレーロ」

セビージャ、セントラル劇場でのフラメンコ・ビエネ・デル・スールはエドゥアルド・ゲレーロの「ゲレーロ」。
1983年カディス生まれ。アイダ・ゴメスやジェルバブエナの舞踊団で活躍。
昨年カディスで初演。今年のヘレスのフェスティバルで観客賞に輝いた作品。
ヘレスで私はアレルギーらしき、くしゃみ鼻水に負けて中途退場したので再挑戦。

会場にはエドゥアルドが長年活躍した舞踊団をひきいるエバ・ジェルバブエナ、パコ・ハラーナ夫妻、オヨス夫妻、ロシオ・コラル、ロサリオ・トレド、マルコ・バルガス、ロシオ・モリーナらたくさんのアルティスタたちの顔も。注目度が高い。

白と黒、モノトーンのスタイリッシュな舞台。
こういう作品はビジャマルタよりもセントラルのようなモダンな劇場に合う。
真ん中の黒い床を額縁のように白い道が囲む。
衣装も黒。長いジャケットや短いジャケット、上半身裸になったり、巻きスカートのようなものを腰に巻いたり、変化はつけるが最後の赤と白のリバーシブルのジャケット以外は全部黒。
3人のカンタオーラを舞台装置と群舞の中間のように使うというのは新しい。
つまり歌い手たちは所定の位置に座ってバックを務めるのではなく、舞台上を動き、エドゥアルドの体を支えたり、紐で繋がったり、など、踊ることこそないが、踊りに関わる。

抜群の身体能力を生かしてほぼ1時間半の作品を通して踊り続けるエドゥアルド。
ホアキン・コルテスとエバ・ジェルバブエナとラファエル・アマルゴを足して3で割ったような感じ。
ホアキン的なスタイリッシュさ、エバ的なコンテンポラリーさ、アマルゴ的な大衆性。
でもホアキンのようなカリスマやエバのような深いフラメンコ性とは違う。
どの曲を踊ってもエドゥアルド。曲ではなく、彼自身の表現。
サエタ、マラゲーニャやロンデーニャ、ベルディアルにグラナイナ。ブレリア・ポル・ソレア、紐を使ってのナナ。シギリージャ、タンゴ。そして流行歌。

満員の観客は大喝采。
よく作られた作品だと思う。熱演していた。

でもなんだか釈然としない気がするのはなぜだろう。
単なる趣味の違い? 相性?
私がフラメンコを観て興奮するのは、アルティスタの、コンパスの微妙な間合いの取り方だったり、アルティスタ同士の掛け合いの妙だったり。踊り手の姿勢、形の美しさだったり、歌い手の声の絞り方やメロディの落とし方。
そういったものがあまり感じられなかったからかな。
いや、姿勢やコンパス感が悪いわけでは無論ない。でも、なんだろう、それで感心はしても、感動はさせてくれなかったのだ。私の方の問題かもしれない。
終演後、古い知り合いと話したのだけど、いっぱい見ていることによって、求めるものが高くなりすぎている、というのはやっぱりあるかもしれない。







2017年4月26日水曜日

コルドバ フラメンコの白夜

週末、夜通しフラメンコの公演を楽しめるコルドバ、フラメンコの白夜。
今年で第10回。
コルドバ市内各所での野外公演はすべて無料。
ということもあって、市民がたくさんやってくる。
おめあての公演がある場合は早めに会場に到着しておく方がいいかも。



◇第10回コルドバ フラメンコの白夜
6/17(土)
22時30分
[出]〈c〉カルメン・リナーレス、マリナ・エレディア、アルカンヘル
[場]テンディージャ広場
23時「2016コンクール優勝者」
[出]〈g〉クリート、〈c〉ホセ・アニージョ、〈b〉バルージョ
[場]サン・バシリオ中庭
23時「ムヘレス・アル・カンテ」
[出]〈c〉イサ・ドゥラン、ロシオ・デ・ディオス、ニーニャ・デ・エスペホ、インマ・デ・ラ・ベガ、エレナ・モラレス、ロシオ・ルナ、ルシア・レイバ、ベロニカ・モジャノ、クリスティナ・ペドロサ
[場]アルハリージャ広場
23時「ベンテ・コンミーゴ」
[出]ラス・ミガス
[場]エレナ・モジャノ庭園
24時「ロック・マイ・レゲエ」
[出]マリオ・ディアス
24時「ウナ・ミラダ・レンタ」
[出]〈b〉アナ・モラーレス
[場]カラオラの塔周辺
24時30分「コルドバのギター製作者に捧げる」
[出]〈g〉メレンゲ、フアンマ・エル・トマテ、ホセ・トマス、ヘスス・ゴメス、ホセ・ルイス・アントリ、フアニ・マルティン
[場]コルドバ オレンジの中庭
1時「レジェンダス」
[出]〈c〉ペドロ・エル・グラナイーノ、〈fl.sax〉ホルヘ・パルド、〈g〉パトロシニオ・イーホ
[場]サン・アグスティン広場
1時「フラメンコとモロッコのポピュラーミュージック」
[出]シモ・バサウィ
[場]コンパス・デ・サン・フランシスコ
2時「ヒタネリア」
[出]〈c〉ローレ・モントージャ、エル・ペレ、エル・カジ
[場]コレデーラ広場
3時30分「オリヘン」
[出]〈c〉マヌエル・ロンボ
5時
[出]〈c〉ミゲル・カンペジョ
[場]プエルタ・デル・プエンテ

[問]http://www.lanocheblancadelflamenco.cordoba.es

2017年4月20日木曜日

アルコベンダス・フラメンカ

フラメンコの新しい才能を発掘しようというコンクール、アルコベンダス・フラメンカ、ヌエボス・タレントス。
マドリード郊外の街、アルコベンダスの市役所が主催するもので、
ビデオで気軽に応募できる新しいタイプのコンクールだ。
その今年の優勝者が発表された。

カンテ部門の優勝はぺぺ・エル・ボレーコ。
2001年6月生まれというからまだ15歳。セビージャのプエブラ・デ・カサージャ生まれで、すでに各地のコンクールで入賞している期待の星。


 舞踊部門はカディス県チクラナ出身、マカレーナ・ラミレス。アントニオ・エル・ピパの舞踊団で活躍している若手。


ギター部門はダビ・カロ。92年アルメリア生まれでコルドバの音楽院フラメンコ・ギター科卒業。


なお、優勝者によるガラ公演は15月26日19時からアルコベンダスで行われる。

なお出場者全員のビデオはまだホームページで閲覧可能なので、自分で誰がいいか見てみるのもの面白い。


2017年4月19日水曜日

パコ・デ・ルシアギターの出会いenアルヘシラス

アルヘシラスでのフラメンコ祭、パコ・デ・ルシア ギターの出会いも今年で4回目。
パコもかつてコンサートを行った、マリア・クリスティナ公園を舞台に1週間、公演が行われる。他にもギターや舞踊のクラス、講演、コンクール、写真展などイベントがたくさん。



◇第4回パコ・デ・ルシア ギターの出会い
7/17(月)22時「バイランドテ」
[出]〈b〉ウルスラ・ロペス、タマラ・ロペス
7/18(火)22時
[出]「リサイタル」〈c〉アルカンヘル、「カンシオン・アンダルサ」〈g〉ホセ・マリア・バンデラ
7/19(水)22時
[出]〈c〉ミゲル・ポベーダ
7/20(木)20時
[出]アル・ディ・メオラ
7/21(金)22時
[出]〈g〉トマティート
7/22(土)22時30分「パコ、ロス・フラメンコス・テ・カンタン」
[出]〈c〉ディエゴ・カラスコ、カプージョ・デ・ヘレス、フェルナンド・ソト、フェリパ・デル・モレーノ、〈g〉ディエゴ・デル・モラオ、〈b〉エンリケ・パントハ
[場]アルヘシラス マリア・クリスティナ公園

[問]http://www.encuentropacodelucia.com