2017年3月1日水曜日

ヘレスのフェスティバル オルガ・ペリセ「ラ・エスピナ・ケ・キソ・セール、フロール・オ・ラ・フロール・ケ・ソニョ・コン・セール・バイラオーラ」「

アルティスタたちが挨拶をし始めたところでトイレにダッシュ。するとそこには長い列。ですよね。2時間の上演時間とくりゃ、みんなトイレにも行きたくなるわ。男子トイレも同じだったとか。

コルドバ出身、気鋭のバイラオーラ、オルガ・ペリセの新作。
スペイン演劇界注目の若手演出家カルロタ・フェレルを迎えて作り上げた作品「La espina que quiso ser flor o la flor que soñó con ser bailaora」花になりたかった棘もしくは踊り手になるのを夢見た花、という長い長いタイトル。

赤いふわっとしたスカートを身につけ踊る彼女に怒号と共に舞台袖から大量の靴が投げつけられたかと思うと、その靴を胸やお尻に入れて、婆様のような振りを見せる。かと思うと靴をピストルに見立て荒野の用心棒、など、ユーモアに溢れる感じで始まった。観客席の声に答えて話すなど、芝居的要素も。
Javier Fergo para Festival de Jerez

バレエシューズでなくサパト、かかとのある靴で踊るエスクエラ・ボレーラのパソやカスタネットの見事さ。回転やふとしたからだづかいに思わずオレ!が出てしまう。テクニシャン。
Javier Fergo para Festival de Jerez


ヘスース・フェルナンデスの長いティエント/タンゴはともかく
Javier Fergo para Festival de Jerez
二人がにわとりになって繰り広げるコミカルな場面や
Javier Fergo para Festival de Jerez

オルガの机の上でのソレアや
Javier Fergo para Festival de Jerez
バタでのカンティーニャ
Javier Fergo para Festival de Jerez
カルメン・アマジャ風の衣装にカスタネットでのグアヒーラはカバーレスでレマタール。
Javier Fergo para Festival de Jerez
クラシックのようなギターの爪弾きに合わせて上半身に何もつけず登場した彼女が黒い衣装をイスラムの婦人のようにかぶったり脱いだりの場面もうっすらとした照明も相まって美しい場面だった。

Javier Fergo para Festival de Jerez
最後は光をまとって登場。
Javier Fergo para Festival de Jerez

物語ではなく、イメージをつなげていくことで語っていくこの作品、内容は素晴らしいのだから、今後、整理整頓することができればもう一度是非見てみたい。

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