2017年12月20日水曜日

追悼マヌエル・モネオ

12月19日、へレスの病院で歌い手マヌエル・モネオが亡くなった。67歳。

1950年ヘレスのプラスエラ地区の生まれ。
フアン・モネオ“エル・トルタ”(1953)、ルイス・モネオの兄。
マヌエル・トーレの伝統とアントニオ・マイレーナの正統の流れをくむカンテヒターノの名手。
マヌエル・モラオのフラメンコ公演、フエベス・フラメンコスで頭角を表す。
1987年へレスのアルティスタにおくられるコパ・へレスを受賞。翌年、マヌエル・モラオの作品「エサ・フォルマ・デ・ビビル」に出演。1991年にはフランス、アウディビス社の「へレス、フィエスタ・イ・カンテ.ホンド」を弟フアンと、モライートの伴奏で録音。99年にもファミリーでのアルバム、2007年にはソロアルバムもリリースするなど録音もいろいろ。1995年の映画「フラメンコ」で、アグヘータスとともにマルティネーテを歌っていたのも印象に残る。
ソレア、シギリージャなどを得意とする、真面目な歌いっぷり。が、フィエスタで一節唸るのも厭わない。
息子バルージョ、マカレーナも歌い手、息子フアンはギタリスト。

ここ数年は持病の悪化もあって舞台からは遠ざかっていた。
冥福を祈る。



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