2018年1月18日木曜日

ニームのフラメンコ祭ルイス・モネオ、アントニオ・レジェス

南フランス、ニームのフラメンコ祭に今年もやってまいりました。
先週の木曜にアンドレス・マリンの「ドン・キホーテ」で始まったこのフェスティバルも終盤でございます。

マルセイユ空港から劇場に直行して聴いたのは二人の歌い手によるカンテ・リサイタル。
第1部はルイス・モネオ。日本にもここ数年何度かやってきているヘレスの歌い手。
昨年末亡くなったマヌエル・モネオやトルタの弟で、もともとはギタリストだった。
トナーに始まり、アレグリアス/カンティーニャス、ソレア、シギリージャ、そしてブレリア。

© Jean-Louis Duzert


声質のせいか兄たちよりもフェルナンド・デ・ラ・モレーナを思い起こさせる歌いっぷり。アレグリアスの軽快なコンパス感が楽しい。シギリージャもいい。でも兄たちの暗い深みのようなものはあまり見えないようにも思う。
ギターは息子のフアン・マヌエル。まだ若いが、確実に上達しているし、ヘレスらしいひねりもあるので将来が楽しみだ。


第2部はアントニオ・レジェス。チクラナ出身のカマロンとマイレーナの影響を強く受けた歌い手で、ここ最近頭角を現してきた。
こちらはカラコール風サンブラに始まり、アレグリアス、タンゴス、ソレア、シギリージャ、ブレリア、そしてアンコールのファンダンゴ。

構成がそっくりというのは偶然だろうけど、うーん、なんとかできないのかなあ。
で、アントニオは声もいいし、音程もいいのだけど、後ろ髪を引っ張られるような歌い方とでも言うのだろうか、とにかく、後ろに引っ張ってゆっくりゆっくり歌うのだ。
ソレアやシギリージャならともかく、アレグリアスやタンゴにも軽快さのかけらもない。
ゆっくり歌う方が難しい、とも言うし、いい歌い手であることに間違いはないけれど、これじゃ全部同じに聞こえてしまう。タンゴやアレグリアス、ブレリアはもう少しスピードを上げて、変化をつけた方がいいのでは? うまい人だけに残念。
あれじゃ踊りなら倒れちゃうよ。

© Jean-Louis Duzert

ギターはディエゴ・アマジャ。トマティートのそっくりさんだが、演奏は遠く及ばない。

2018年1月17日水曜日

フラメンコ・ビエネ・デル・スール

アンダルシア州のフラメンコ公演シリーズ、フラメンコ・ビエネ・デル・スールのプログラムが発表された。今年で21回。実力派を中心とした充実のプログラムだ。



◇フラメンコ・ビエネ・デル・スール
セビージャ
2/6(火)「エン・ディレクト」
[出]〈c〉ドゥケンデ、〈g〉ダニ・デ・モロン
2/13(火)「ラ・ライス・エレクトリカ」
[出]〈g〉ラウル・ロドリゲス
2/20(火)「デリリウム・トレメンス」
[出]〈c〉ラ・トレメンディータ
3/6(火)「アシ・ケ・パセン・20アニョス」
[出]〈b〉アントニオ・エル・ピパ舞踊団
3/13(火)「ケ・パサリア・シ・パサラ」
[出]〈c〉ダビ・パロマール、〈g〉リキ・リベラ、〈b〉エル・フンコ、〈perc〉ロベルト・ハエン
3/20(火)「デハメ・ケ・テ・バイレ」
[出]〈b〉メルセデス・ルイス
4/10(火)「パコ・デ・ルシアのカンシオン・アンダルーサ」
[出]〈g〉ホセ・マリア・バンデーラ、エル・アミル、ゲスト〈c〉ラファエル・デ・ウトレーラ
4/24(火)「エル・エンクエントロ」
[出]〈b〉ダビ・コリア、ゲスト〈b〉アナ・モラーレス
5/8(火)
[出]〈b〉アドリアン・ドミンゲス、〈g〉ブラス・マルティネス、〈c〉レラ・ソト
5/15(火)
[出]〈c〉エセキエル・ベニテス、〈b〉アデラ・カンパージョ
[場]セビージャ セントラル劇場
[問]

グラナダ
2/12(月)「ボエミオ」
[出]〈c〉エル・ペレ、ゲスト〈g〉ニーニョ・セベ
2/19(月)
[出]〈c〉マリア・トレド
3/5(月)「ヒターノ」
[出]〈b〉ハイロ・バルール。ゲスト〈b〉ヘマ・モネオ
3/12(月)「カンタ・ア・ローレ・イ・マヌエル」
[出]〈c〉アルバ・モリーナ
3/19(月)「ロス・カミノス・デ・ラ・ギターラ」
[出]〈g〉アルフレド・ラゴス、ルイス・ガジョ
4/9(月)「 アマソナス」 
[出]〈b〉ロサリオ・トレド、〈c〉インマ・ラ・カルボネーラ
4/16(月)
[出]〈c〉マリア・テレモート、〈b〉ぺぺ・トーレス
4/23(月)「ラ・ウニオン優勝者ガラ」
[出]〈c〉アルフレド・テハーダ、〈b〉フェルナンド・ヒメネス、〈g〉アレハンドロ・ウルタード、〈fl〉セルヒオ・デ・ロペ
5/7(月)「アルヘシラス、デスプエス・デ・パコ」
[出]〈g〉ホセ・カルロス・ゴメス、ホセ・マヌエル・レオン
5/14(月)「ベルソス・オルビダドス」
[出]〈c〉アンヘリータ・モントージャ
[場]グラナダ アランブラ劇場
[問]

2018年1月9日火曜日

1月のペーニャ・トーレス・マカレーナ

セビージャの老舗ペーニャ、1月の予定が発表された。
今年も舞踊公演が続くようだ。
この公演は会員以外も入場料を払って観ることができる。
なお、開演は21時となっているが1時間近く遅れることも多いのでそのつもりで。





◇ペーニャ・トーレス・マカレーナ
1/10(水)21時
[出]〈b〉マリア・カルデナス、〈c〉ロサリオ・アマドール、ラウラ・マルチェーナ、〈g〉ルイス・アマドール
1/12(金)21時
[出]〈b〉アルベルト・セジェス、〈c〉マヌエル・ロメロ“コトッロ”、フアン・フランシスコ・カラスコ、〈g〉ミゲル・ペレス
1/17(水)21時
[出]〈b〉ホセ・マヌエル・ガルバン、〈c〉ロシオ・ロペス“ボテリータ”、ロシオ・マジョラル、〈g〉フアンマ・トーレス
1/19(金)21時
[出]〈b〉フアン・アマジャ“エル・ペロン”、〈c〉インマ・リベロ、ダビ“エル・ガジ”、〈g〉ラモン・アマドール
[場]セビージャ ペーニャ・トーレス・マカレーナ

[問]www.peñaflamencatorresmacarena.com  639936929