2018年1月18日木曜日

ニームのフラメンコ祭 講演「カマロン」

ニームのフェスティバルは公演だけでなく、講演も充実。


© Jean-Louis Duzert
18日の12時30分からは劇場のバーで、アンダルシアの放送局カナルスールのフラメンコ担当者として、長年、ラジオとテレビでフラメンコの番組をやっているマヌエル・クラオによるカマロンについての講演。
もともと彼のラジオ番組で、昨年、カマロン没後25周年を記念して述べ10時間にわたって放送された番組を1時間に凝縮したもので、写真、ビデオ、そしてカマロンを直接知る人々の証言などがはさまれた充実した内容。

Kyoko Shikaze




子供時代に始まり、歌い手としての始まり、パコとの出会い、録音、奥さんとの出会い、友達、ファミリー、アルバム「レジェンダ・デル・ティエンポ」について、フェスティバルについて、などと進み、最後はカマロンの最後から二番目の公演がこのニームで行われたことに触れ、実際にカマロンを空港に迎えに行き、ホテルで着替えを手伝ったぺぺ・リナーレスの証言と共に、その公演の模様の短いビデオも披露された。

Kyoko

その他にも、北スペインのフェスティバルで、公演中に発砲騒ぎが起きた時のカマロンの様子のビデオや、カマロンに著作権料を払ってないと非難されたパコの悲しみに満ちた言葉、またカマロンの婚外子の存在など、今まであまり知られていない面も紹介された。

彼の死から25年。
今もフラメンコたちの中には息づいている、大きな存在。
それを以前より少し身近に感じることができるようになったのではないだろうか。


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